【 バリューブックスのスタッフ紹介】本屋で働くわたしたち vol.15 「実店舗 本と茶 NABO カフェ担当」
2025-05-30
2025-08-12
バリューブックスは今年2025年7月6日で創業18年になりました。
今回は、創業年である2007年から2024年までの歩みをまとめました。
「すべての人に本を読める環境をつくる」というミッションを掲げ、本の買取と販売、さらに、さまざまなプロジェクトを通して、これまで本と人をつないできました。
この17年間で、どんな本を、どんな形で、どんな人に届けてきたのか。
わたしたちのサービスや、それを取り巻くプロジェクトの軌跡を、年表形式でご紹介します。
その前に、これまでの成長の足跡を数字から少しだけ振り返ってみます。
バリューブックスは、1期目には12人でスタートした小さな会社でしたが、ピーク時には400人を超えるスタッフが在籍するまでに成長しました。
現在は、業務の効率化や組織の見直しを経て、約300人の体制へとシフトしています。
そんな中でも、第17期(2023年7月〜2024年6月)には、過去最高となる「36億2,100万円」の売上を達成しました。
ここからは、わたしたちがこれまでに立ち上げてきたサービスやプロジェクトを、年表でご紹介します。
バリューブックスがどんなふうに本と人をつないできたのか。その歩みを、できごとと一緒にたどってみてください。
15周年の時に制作した「本の循環」をイメージしたイラスト
下之条倉庫オープン
7月:東京都杉並区にて創業。買取サイト「VALLUE BOOKS」スタート。初代代表取締役は中村大樹。
秋和倉庫オープン
8 月: 買取エンターテイメントサイト「Vaboo」スタート
本の寄贈プロジェクト「ブックギフト」スタート
5 月:認定NPO法人育て上げネット様と古本寄付プロジェクト第一号「キフボン」をスタート
NPO法人侍学園との共同店舗「BOOK & CAFE ことば屋」オープン(のちに「コトバヤ」として独立)
10 月:東京大学と「大学古本寄付プロジェクト」スタート
8 月: 東日本大震災・被災地支援事業「Books For Japan 本で出来る被災地支援」スタート
岡倉庫オープン
3 月:本で寄付する「チャリボン」スタート。
5 月: 陸前高田市立図書館の再建をめざす「陸前高田市立図書館ゆめプロジェクト」スタート
10月:書店卸スタート
2 月: 酒蔵の街を本とお酒で巡るブックイベント「くらもと古本市」スタート(現在は終了)
4 月:「チャリボン」を通じた寄付総額が1億円を超え、本による寄付として日本最大級の事業に
6 月: 本を通して街をつなげるプロジェクト「コトバコ」スタート(現在は終了)
9月:上田市マーケットイベント「Loppis」スタート
1 月: 初の実店舗「 Books & Cafe NABO」オープン
上田原倉庫オープン
1 月:本で街を応援する店舗型寄付プロジェクト「FURE FURE BOOKS」スタート(現在は終了)
5 月:これからの図書館を考える実験の場として「Library lab.」オープン
7 月: 買取サイト「VALLUE BOOKS」を「会員制古本買取サイト」にリニューアル
移動式本屋プロジェクト「ブックバス」運用スタート
11 月:古本販売額の一部を版元に還元する「VALUE BOOKS ECOSYSTEM」運用スタート
1月:多摩少年院に書籍提供スタート(現在は4施設へ)。
2月:「ブックバス」東北ツアー開催。
5月:「納品書のウラ書き」スタート。
6月:スターバックスとの地域限定プロジェクト「Book Meets Smile」実施。
7月:「おためし査定」導入、買取サイトの送料有料化、ロゴリニューアル。
8月:古本アウトレットストア「バリューブックス・ラボ」オープン(Library lab.は閉館)
10月:「Library of the Year 2018」優秀賞を受賞
ドキュメンタリー「BOOKBUSは本を届ける旅に出る」制作
4月:わざわざの姉妹店「問tou」オープン、バリューブックスが選書する本3,000冊を展開
5月:「本屋B&B」でバリューブックスの古本展開スタート
8月:「こどもほんや」開催
8月:TBSラジオ「文化系トークラジオ Life」スポンサーに。
9月:「Books & Cafe NABO」 閉店
10月:「チャリボン」サイトリニューアル。台風19号被災地支援
「本棚スキャン」導入
2月:「丸山珈琲ハルニレテラス店」でバリューブックスが選書した古本1,000冊展開スタート
3月:「本屋未満」オープン(実店舗の再始動)
7月:MUJI BOOKS と取り組む「古紙になるはずだった本」スタート
9月:「グローバルワークキャナルシティ博多」(株式会社アダストリア)でバリューブックスが選書した古本1,000冊展開スタート
11月:自社販売スタート
実店舗での本の買取スタート
12月:「問tou」と「丸山珈琲ハルニレテラス店」で買取コラボキャンペーンを実施
バリューブックス出版スタート
7月:「ディスクユニオン」で買取コラボキャンペーンを実施
10月:本だったノート発売
11月:「本屋未満」から「本と茶 NABO」として再オープン
6月:出版レーベル「VALUE BOOKS PUBLISHING」スタート
『B Corpハンドブック よいビジネスの計測・実践・改善』出版
7月_手紙社の新店「手紙舎文箱」でバリューブックスの古本販売スタート
8月:『本だったノート』刊行
4月:『言語沼』刊行
「チャリボン」寄付総額7億円突破
図書空間「坂本図書」でバリューブックスの古本販売スタート
12月:YouTube「本チャンネル」スタート
「ブック・プレゼント」プロジェクトがスタート
1月:YouTube「積読チャンネル」スタート
2月:“贈る”を楽しむ店舗「SOZO BOX」(日本郵政株式会社および株式会社JPデジタル)でブックコーディネイトを担当
3月: オリジナルビール「BOOK IPA」誕生
直取引レーベル「DR BY VALUE BOOKS PUBLISHING」スタート
4月:「パークホームズ文京本駒込」(三井不動産レジデンシャル株式会社)でマンションライブラリをスタート
5月:『724の世界 2023』刊行
8月:『長電話──バリューブックスと本の話』刊行
10月:B Corp™認証を取得
以上が、バリューブックスの2024年までの活動です。
ひとつひとつの試みが、本との出会いの形を少しずつ変えてきました。
歳月を重ねるごとに、古本の買取・販売にとどまらず、より広く、より深く、本と人をつなぐ取り組みへと広がってきたように思います。
時代が変わっても、本を通じてできることは、まだまだたくさんあるはず。
そんな思いとともに、バリューブックスの歩みは、これからも続いていきます。
2025年以降のバリューブックスの動きについても、また近いうちにお届けします!
posted by 北村 有沙
石川県生まれ。都内の出版社勤務を経て、2018年にバリューブックス入社。旅、食、暮らしにまつわるあれこれを考えるのが好きです。趣味はお酒とラジオ。保護猫2匹と暮らしています。
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