こどもたちによる、「捨てたくない本」のリユースプロジェクト!
2023-09-08
2023-02-22
現在ブックバスは、バリューブックスの本社がある長野・上田から遠征し、東京・下北沢の下北線路街「ののはら広場」に停車しています。
この場所で、さまざまな方々と接するなかで、お一人お一人にきちんとブックバスのストーリーをお伝えできていないことがもどかしく、この記事をつくることにしました。
溢れる想いはあるのですが、ここではひとまずブックバスの、これまでとこれからをわかりやすく。「もっと知りたい!」と思ってくださった方は、最後の記事リンクより掘り進めていただければありがたいです。
バリューブックスの社内で、ブックバスのプロジェクトが立ち上がったのは2017年のこと。書店が1日に1店舗、閉店しているという事実を知ったことがきっかけでした。
わたしたちは古本の販売と買取りを生業とし、日々本に触れ、向き合うなかで、企業としても個人としても「本の可能性」を感じてきました。
そして、少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが「本との出会いが人を変える」とも信じてもいます。
だからこそ、本を取り巻く状況が変わりつつあるこのような時代でも、必要としている人のところに一冊でも多く直接本を届けたい、その想いひとつで動き出しました。
移動式本屋の先輩であるbook truckの三田さんに協力いただきながら、中古車販売店を巡る中で出会ったのが、岩手の図書館で使われていたという図書館バス。
かなり手を入れる必要のある一台でしたが、新しくきれいなバスを買うのではなく、これを再び本を運ぶ車として復活させることにしました。
それが、リユースの会社である私たちらしいやり方だと考えたからです。
内装の改修は、古材をレスキューして次の時代へつなげる活動をしているリビルディングセンタージャパンにお願いし、車体の塗装は自分たちで行いました。
改修にかかった費用については、クラウドファンディングを通して、多くの方のサポートをいただきました。
無書店地域だけでなく、本を必要としてくれている人がいるところならどこへでも。
バリューブックスが行っている本の寄付プロジェクトである「ブックギフト」でも、ブックバスは活躍しています。これまでに、長野を中心に、保育園や学校、老人ホームなどへ本を届けてきました。
また、2018年の西日本豪雨では被害の大きかった岡山・広島の避難所へ。バスを囲み、本を手にする方々の姿から、改めて「本の持つ可能性」を感じることができました。
ありがたいことに、食から音楽までさまざまなイベントからお声がけいただくこともあり、各地へバスを走らせ続けてきました。
2022年10月から、ブックバスは、東京・下北沢に停車しています。
場所は、“線路跡地の、みんなでつくる新しい「街」”をコンセプトに掲げる「下北線路街」の中にある「ののはら広場」という気持ちの良い野原です。
ブックバスにできることが、もっとあるかもしれない。
街の中に停留することで、新しい存在意義を見つけられるのではないか。
これまでのように各地へ本を届ける活動を継続しながらも、ここ下北沢停留所では、ブックバスの持続的かつ自立した運用も視野に入れ、新たな営みを試みています。
「循環」「リユース」「街づくり」「本の可能性」…、ブックバスを気に入って、興味を持ってくださったみなさんと出会い、つながり、一緒に楽しみながら、かたちづくっていきたいと思っています。
ブックバスの下北沢でのチャレンジや最新の営業日(イベント出店により不在の場合もあります)はインスタグラムで日々発信しておりますので、是非覗いてみてください。
本にまつわることに限らず、この記事を読んでピンときた方、何か一緒にできないかと思ってくださった方も、お気軽にご連絡ください。
ブックバス by VALUE BOOKS東京都世田谷区北沢2丁目22番1号 ののはら広場内
金・土 12:00〜18:00
日 12:00〜17:00
連絡先:s.nishio@value-books.jp(ブックバス企画担当/西尾清香)
バリューブックスは、本のより良い循環を目指し、古本の買取・販売を軸に、これからもブックバスや、その他のさまざまなプロジェクトの試行錯誤を重ねていきます。
本を手放す時も、本と出あう時も、バリューブックスをご検討いただけますと幸いです。この記事を読んで、バリューブックスをご利用いただける際は、ぜひ下記のお得なクーポンをご利用ください!
バリューブックスから本を買う時/バリューブックスへ本を売る時、いずれの場合でも通常かかる送料が無料になるクーポンです。
本の購入画面または、本の買取画面に出てくるクーポンコード記入欄へ、以下のコードを入力ください!
ブックバスプレゼントコード:BOOKBUS8969*書籍購入における送料無料クーポンの使用は1回限り
「日本全国の人々に本を届けるために、ブックバスを走らせたい。」
ブックバスがなぜ生まれたのか?ブックバスに込めた気持ちなど、私たちの想いを紹介しているクラウドファンディングのページです。ブックバスはここから始まりました。
※クラウドファンディングは終了済み
『BOOK BUSは本を届ける旅に出る』は、ブックバス東北ツアーの5日間の様子を追ったドキュメンタリーです。
なぜ、オンラインで古書を販売する会社が、たった1台のバスで本を届けるプロジェクトをスタートさせたのか。
インターネットでいくらでも欲しい本が手に入る今、そこにどんな意味があるのか。
ツアー風景の1コマ1コマから、その答えが見えてきます。
学校にブックバスがやってきた!380人の生徒へ本をプレゼント
2019年1月末、ブックバスはこの日、小学校にいました。
たくさんの本をのせ、迎えるのは380人の生徒たち
上田市内にある西小学校にて開催された本の寄贈プロジェクト「ブックギフト」
10年近いブックギフトの活動のなかで、小学校での開催は実は初めてのことでした。
西日本豪雨災害でブックバスに「できること。
「ブックバスは西日本豪雨で被害に合った人たちの役に立てるのか?」
現地ボランティアに参加したスタッフが記事を綴っています。
多くの人に本を届けるというミッションを掲げ試行錯誤を続けてきたブックバスですが、
実際の運用となると限られた予算の中で継続ていく難しさが常でした。
出店に向けての打ち合わせで、ブックバスを持続的に運用することができる可能性を一緒に模索して欲しいと相談したところご快諾いただき、「ブックバス・イン・愛大+オープン・エアー・ライブラリー」が始まりました。
posted by バリューブックス 編集部
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