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本に触れる。
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2024-07-23

ブックバスがやってくる!運行スケジュール[2024.07.06〜07.28]

ブックバス運行スケジュール[2024/07/06〜07/28]

 

ブックバスは7月末にかけて以下のスケジュールで各地を巡ります。

ぜひお近くの停車地点でお立ち寄りください。

さまざまなジャンルの本を取り揃えてお待ちしております。

 

 

【07/28(日)】「BOOKBUSBAZAARブックバスバザー」in 妙高市関山駅

 


 

長野県のお隣「新潟県妙高市」のローカル線「妙高はねうまライン関山駅前」にお邪魔します。

関山駅では地域住民同士の交流や、駅を利用する方々に本との接点を作ろうと、バリューブックスの本も使っての試みが数年前から行われていました。

この夏、駅を舞台に妙高市・上越市から地元の書店やキッチンカーも大集合して、一日限りのお祭りを開催、おこがましくもブックバスをイベント名にも入れていただき、

バスを中心に企画を練っていただいています。

 

場所: 新潟県妙高市関山駅前ロータリー

日時:7月28日 (日) 10:00~17:00

 

 

さわやかな夏の妙高市へ、ぜひお出かけください。

詳細はこちら

 

素敵な本を探しながら、新しい読書仲間と出会えるチャンス!
楽しいイベント盛りだくさんのブックバスに、ぜひ遊びに来てください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

 

【未定「 石川県能登半島地震被災地 第2弾」

 

能登半島地震 災害復興支援

 

現地でサポートを続けるNPO団体・第1弾で繋がれた皆さんと連携し、訪問先スケジュールを調整中です。

ブックバスにたくさんの本を乗せ、被災地を中心に周辺地域に向かいます。

被災地で今なおがんばっている方たちへ、無償で本をお届けします。

 

場所:※調整中。決まり次第更新します。

日時:未定

 

 

 

被災地支援レポート「石川県能登半島地震 七尾・珠洲・輪島」

 

1日目 訪問地:七尾市、和倉地区(和倉小学校、和倉こども園、和倉温泉 屋台村)

1日目は七尾市、和倉地区を訪問しました。

和倉小学校でブックギフトを実施し、120名の生徒に本を届けました。

この小学校は和倉温泉街の高台に位置し、震災発生直後の避難所として3月末まで使用されていました。

現在もひび割れたグラウンドや、つい最近まで支援物資であふれていた図書館など、震災の影響が色濃く残っています。

 

和倉小学校にて、みんなで記念写真
わくらこども園にて、みんなで記念写真

 

街にはブルーシートで覆われた屋根や、陥没した地面、修復の跡が点在していました。

有名な加賀屋のある温泉街も閑散としており、復興にはまだ時間がかかりそうです。

和倉温泉の屋台村では、被災した飲食店が集まり、仮設の店舗で営業を続けています。

駐車場内に設けられた給水所や、修復が進まない下水道の問題など、生活の不便さが残る中でも、地元の方々は明るく元気に本を選んでいました。

82歳のおばあちゃんが野菜作りの本を選び、「これから温泉に行くの!」と話してくれたのが印象的でした。

 

屋台村にて

 

最終的に、小学校と保育園、屋台村で合計約270名に本を届けることができました。住民の皆さんの明るさと元気さが印象に残る1日でした。

 

2日目 訪問地:珠洲市

2日目は珠洲市を訪問しました。午前中はホームセンタームサシで30名ほどに本をギフトしました。

津波被害のあった場所を案内してもらい、液状化現象による異臭が立ち込める中、被災地の現状を目の当たりにしました。

津波の被害が大きく、地盤の緩みや異臭が発生しており、復興にはまだ時間がかかることを実感しました。

 

道路に大きな地割れの跡

 

午後はあみだ湯を訪問し、40名ほどに本をギフトしました。

あみだ湯は移住者が運営する銭湯で、木を燃やしてお湯を焚く様子を体験させてもらいました。

被災者は県の補助金により無料で利用できるとのことでした。

訪問中に出会った自費出版予定の女性や、瓦のストック活動をしている方々との交流もあり、地域の温かさとつながりを感じました。

正院地区の被害は甚大で、現地の支援者からは元通りに復興するのは難しいとの声もありました。


 

 3日目 訪問地:輪島市

最終日は輪島市を訪れました。

午前中は河原田公民館を訪問し、仮設住宅に住む約30名の方に本を届けました。

この地域は山間部にあり、崖崩れで4名の方が亡くなったこともあり、被害が大きいことが伺えました。

古い木造建築が多く、特に被害が目立っていました。仮設住宅には年配者が優先して入っており、仮設は2年の縛りですが延長が見込まれています。

 

午後はわじまティーンラボを訪問し、80名程度の方と交流しました。

ティーンラボは去年の12月に開設されたばかりで、すぐに被災しました。

多くの子供たちがコミックを希望し、次回の支援に向けた貴重な情報を得ることができました。

地域のイベントでは、ラインオンズクラブが主催するイベントで食料が配られたり、子供が楽しめる輪投げなどが行われていました。

3日間で総移動距離は824Kmに及び、多くの本を被災地の方々に届けることができました。

仮設住宅や地域のイベントを通じて、地元の方々の声を直接聞くことができ、支援の重要性を再確認しました。

今回の活動を通じて、多くの方々との出会いとつながりが生まれ、今後の支援活動にもつながる貴重な経験となりました。

第2弾に続く。

 

 

posted by 中村 聖徳

バリューブックスで働きながら、音楽関係の仕事を兼業中。
バリューブックスに入ったきっかけも、音楽仲間を通して。
甥っ子の影響でおさるのジョージとヨシタケシンスケさんの「もう、ぬげない。」がお気に入り。

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