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2024-11-26
2022-08-17
オンラインを中心として、全国から本の買取・販売を手がける株式会社バリューブックス。
1日に2万冊もの本が全国から届くものの、そのうちの半分、1万冊は買い取れずに古紙回収へとまわっています。
インターネットの市場で値段がつかないは、古紙となり、再生紙に生まれ変わる。
それはひとつの真っ当な循環ではあるけれど、「なにか、自分たちにもできることはないだろうか」という思いが募り、「本だったノート」が生まれました。
< 販売は、8/27 より順次バリューブックスの自社サイト、各社ECサイト、全国の書店で始まります。販売情報は追って本ページでご案内いたしますが、Amazon にて予約販売も行っております >
本だったノートの元となる紙である、本だった紙は多くの文庫本からできています。そんな本たちからできた紙には、 “本だった”記憶が残った活字が混ざっていることがあります。
その文字のカケラは、ノートとしての利便性だけを考えると不要な、むしろ邪魔かもしれませんが、本だったことに思いを馳せていただきながら、使ってもらえれば幸いです。
また、印刷に使用したインクはノベルティ製作時にも使った、 捨てられる予定であった「廃インク」を利用しました。印刷も出来る限りインキを無駄遣いしないこと、また偶然性を意識した方法です。
従来は濃度合わせて本番の印刷をしますが、その濃度調整(テスト印刷)をやめました。一切合わせないことにより1枚ごとに濃度の変化が生まれ、意図できない自然なグラデーションとなります。テスト印刷も不要になるため、無駄な調整用紙が出ることも避けることができます。
「本だったノート」は、再生紙のため一般的に流通しているノートよりは耐久性は低く、よれやすいなど、使い勝手が悪い部分もあるかと思います。
ただ、文字のカケラ、廃インクのグラデーションといった、1冊1冊が違う特色を持った世界で1つのノートであり、それらを個性として愛着を持って使っていただけたら嬉しいです。
古紙回収へとまわるはずだった本が、新たにノートとして生まれ変わるまでには、長い道のりがありました。
その様子は、下記の記事からご覧いただけます。
古紙回収へとまわっていった本は、どのようにその命を終えるのか。
日々、たくさんの本を廃棄せざるを得ない古本屋の自分たちは、そのことをちゃんと知るべきではないのか。
そんな思いで、バリューブックスが拠点を置く長野県から、古紙が最終的に到着する静岡の製紙工場まで、古紙回収された本を追いかけていきました。
「本だったノート」を実現するためには、どういった会社に協力をお願いすればよいのか、どのように制作すればよいのか。
そんなこれまでの道のりをまとめた記事です。
【年間365万冊の古紙回収に回る本を活かしたい】
「値段がつかなかった本」でノートを制作します。
製品化に至るまでには、クラウドファンディングでの多くの方のご支援がありました。
みなさまのおかげで、こうしてより多くの方に「本だったノート」を届けることができています。
◾️「本だったノート」製品詳細
発行:バリューブックス・パブリッシング
定価:880円(税込)
仕様:A6判、並製、128ページ
ISBN:978-4-910865-01-0
Cコード:C0100
■ 購入先について
バリューブックスの自社サイト、各社ECサイト、全国の一部書店で購入可能です。取扱書店さまはこちらのリンクのページ下部より確認いただけます。
「本だったノート」の制作・販売が始まった今でも、古紙回収にまわっていく本は少なくありません。
私たちは、ノートに限らず、さまざまな形で本だった「紙」を活用し、捨てざるを得ない本に新しい命を吹き込みたいと思っています。
本だった「紙」を用いた商品開発、活用にご興味のある企業の方は、ぜひお気軽に下記のフォームからご連絡いただければ幸いです。
(「お問い合わせの種類」という項目では、「その他のお問い合わせ」をご選択ください)
posted by バリューブックス 編集部
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