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2024-12-16
2016-11-18
こんにちは!
バリューブックス新人アルバイトの大野です。
長野県上田市にあるインターネット古本買取販売を手掛けるバリューブックスに入社して3ヶ月。
先日、アルバイトリーダーの林さんに教えてもらった古本査定基準についてノートにまとめていたら、
「これ知っていると、古本の買取査定額を上げられる可能性が出てくるな…」
と、ポイントがいくつか見えてきてしまいました!
というワケで今回は、古本の買取査定額を少しでも上げる方法について書いていきたいと思います。
右の人が林さん。アルバイトの相談に、丁寧に、時に厳しく、答えてくれます。
古本の買取査定額を少しでも上げる方法をご紹介する前に、「そもそも買い取りできない本」についてお伝えしておきます。
1981年以降に出版された本には、たいていは「ISBNコード」がついているのですが、これがない本はバリューブックスでは買い取りができません。
詳しくは以下ページの「その本、買い取れないかもしれません!」を参照ください。
本を箱に詰めるだけ!バリューブックスの買取の流れをかんたん解説
バリューブックスが古本の買取査定額を決める基準は主に「1.市場ランク」と「2.古本の状態」です。
市場ランクは、たとえば「嫌われる勇気」の場合、以下のような判定になり買取査定額に反映されます。
(※2020/5/15時点)
でも、自分が持っている本の「市場ランク」については、自分で変えることはできないのでどうしようもありません…
(アマゾンなどで調べればその本のおおよその価値は把握できると思います)
※2020/5/15追記
2019年に2種類のおためし査定ツールをリリースしました。
スマートフォンのみ対応。本棚を撮るだけで、まとめて本の情報を検索することができます。
試せる本棚が近くにない場合は、こちらの動画からサービスの内容を体験できます。
スマートフォンのみ対応。一冊ずつ、正確な査定をご希望の方はこちらをお試しください。
この2つのツールをご利用いただければ、おおよその市場ランクを把握することができます。
よかったら遊んでみてください!
ここで重要になってくるのがもう一つの査定基準「古本の状態」です。
こちらについては、買取査定に出す前にチェックしたり修正することが可能です。
①カバーの状態
②小口の状態
③本のページの状態
この3つが「良い」を上回ると、買取金額が高くなります。
林:実店舗で古本を販売している古本屋さんの中には、本の裏に値段や専用バーコードのシールが貼るところがありますよね?
大野:ああ、よく見ますよね。
林:ちなみに、購入した古本に他のお店のシールが貼られている場合、大野さんだったらどう思いますか?
大野:「なんではがしてくれないんだ!」と思いますね。笑
林:そうですよね。なのでバリューブックスでは、古本に貼られているシールはクリーニングの時にできる限りきれいにはがしています。
合わせて、汚れのひどいカバーもキレイにクリーニングしてから発送しています。
大野:うんうん。素晴らしいですね。
林:なので、逆にシールが貼られていない古本、汚れが少ない古本の方が、買取金額が高くなります。
カバー周辺でいうと、カバーが破れていない・ハンコが押されていない・ちゃんとカバーが付いている古本の方が、買取金額が高くなりますね。
林:次は小口の状態です。
大野:小口ってどこのことでしたっけ?
林:ここです。
本を閉じた状態で見える、ページの部分が「小口」と呼ばれています。
(正確には、写真のように本を縦に立てて上から見える部分を「天」、サイドから見える部分を「小口」、本を逆さに立てたときに上から見える部分を「地」と呼びますが、バリューブックスの買取現場では天・地・小口を総称して「小口」と呼んでいます。)
大野:一番左は真っ白ですね!
林:そうですね!確かに一番左は小口が真っ白です。
でも、右のほうに行くと茶色っぽくなっていくのがわかると思います。
これは主に「日焼け」によるものなんですよ。
ここに並んでいる古本が同じタイトルであれば、一番買取査定額が高くなるのは一番左の状態です。
林:次にページの状態です。ところで大野さんは本をどうやって読みますか?
大野:えーと、気になるところは角を折り曲げたり、付箋を貼ったり、蛍光ペンでラインを引いたり、場合によっては気になるところにメモしたりもします。でも何にも書かないこともあったりと、色々です。
林:なるほど、そうですか。
人それぞれ自分なりの読書のクセがあると思いますが、角折れ・付箋・ページへのラインや書き込みがされていない古本の方が当然、買取金額は高くなります。
大野:自分が古本を買う立場なら、できるだけキレイな状態で読みたいですよね。
研修内容をまとめます。
バリューブックスの古本査定基準2つの柱は、
1.市場ランク
2.古本の状態
です。
「1.市場ランク」については、本棚スキャン・バーコードスキャンでおおよその判断ができるようになりました。
そのうち「2.古本の状態」において、買取査定金額を少しでも上げるための3つのポイントは、
①カバーの状態
②小口の状態
③本のページの状態
でした。
古本の買取査定額を少しでも上げたいと思う場合は、上記の3つのポイントを重視して丁寧に古本を取り扱うことが大切なのだとわかりました。
これから古本を買取査定に出すときは、少し気をつけてみたいと思います。
今回ご紹介した査定金額を少しでも上げる「古本の状態」についての基準には、普段の読書習慣に影響するものもありました。
本は、何かを学び、行動に結びつけて、自分の理想の人生に向かうためのツールであるとぼくは思っています。
そう考えるならば、読みやすいように読んでもらい、読んだ人が変化していく方が、本にとっても本を書いた著者さんにとっても嬉しいハズ。
それに、古本の状態が理由で査定額がまったく付かなくなるという話ではありませんでしたので、快適な読書を最優先にしたいなと思いました。
でも、「買取査定額をできるだけ上げて、より多くの本を買って読みたい!」という人だっているはずです。
それぞれに、それぞれの「快適な本との関わり方」があると思います。
いろんな観点から、「自分にあった本との付き合い方」を模索できるのも、古本の魅力ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまたー!
posted by バリューブックス 編集部
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