お客さんのニコッが、わたしのニコッ。——こどもほんや | だれかの「ニコッ!」| 開催レポート
2026-07-02
2026-07-01

東京・下北沢の書店「本屋B&B」で開催されるイベントの中から、今週注目の催しをご紹介します。
今回は、ホラー映画批評の古典的名著『男と女とチェーンソー』刊行記念アーカイブ動画と、阿部和重さんの評論集『阿部和重覚書』刊行記念アーカイブ動画の2本をピックアップしました。
※この記事は6/13と6/16にお送りしたメールマガジンの再編集版となります。
キャロル・J・クローヴァーの『男と女とチェーンソー——現代ホラー映画におけるジェンダー』は、1992年に刊行されたホラー映画批評の古典的名著の初邦訳です。
1970年代以降に生まれた新体制ホラーを出発点に、「ファイナル・ガール」理論をはじめ、現代のフェミニスト映画批評の土台を打ち立てた本書は、ジョーダン・ピールらの「ニューホラー」を読み解くうえでも欠かせない視点を提供しています。
本アーカイブ動画では、本書の刊行を記念して開催されたトークイベントの模様をご視聴いただけます。
イベントでは、異なる立場・視点を持つ登壇者たちが、ホラー映画をめぐるクローヴァーの理論を起点に語り合いました。
「ホラーを学術的に読む」だけでなく、「映画を楽しむ人間としてホラーを語る」場として展開された本イベント。ホラーが苦手な方にも、「なぜ怖いと感じるのか」「なぜ女性キャラクターが犠牲になるのか」といった問いが、私たちの日常的な感覚とどのようにつながっているのかをわかりやすく掘り下げています。
アーカイブ視聴販売中
視聴期間:2026年5月31日(日)〜2026年8月31日(月)
野水伊織
声優・映画感想屋声優。映画コラムやコメント寄稿、取材、イベント登壇など、映画にまつわる活動も行う。
ハーン小路恭子
専修大学国際コミュニケーション学部教授。専門はアメリカ文学。監訳に『どこかで叫びが──ニュー・ブラック・ホラー作品集』など。
小島朋美
翻訳者、編集者。訳書にキャロル・J・クローヴァー『男と女とチェーンソー──現代ホラー映画におけるジェンダー』。
→ イベント詳細はこちら
3月27日、阿部和重さんの新刊『阿部和重覚書』が発売されました。
本書は、沸騰寸前の言葉で崩壊寸前の世界に抗い続ける作家・阿部和重さんによる、デビュー以来32年にわたる思考の軌跡を刻んだ一冊です。
映画・文学・漫画・音楽・アイドルなどをめぐる全157篇を収録した、全724ページにおよぶ決定版となっています。
本アーカイブ動画では、本書の刊行を記念して開催されたトークイベントの模様をご視聴いただけます。
出演は、著者の阿部和重さんと、ゲストの佐々木敦さん。佐々木さんは批評家として、これまで阿部さんについて数多くの文章を執筆してきました。
イベントでは、ともに30年以上にわたり第一線で活躍し続けてきたお二人だからこそ語りうる、1990年代から2020年代、すなわち平成から令和にかけての思考と表現の軌跡を、多様なジャンルを横断しながら振り返りました。
さらに、その先にある未来についても言葉が交わされ、文学や批評にとどまらず、現代文化そのものを見つめ直す刺激的な対話が繰り広げられています。
アーカイブ視聴販売中
視聴期間:2026年6月1日(月)〜2026年9月1日(火)
阿部和重
作家。1994年「アメリカの夜」でデビュー。『シンセミア』『グランド・フィナーレ』『ピストルズ』など著書多数。
佐々木敦
批評家。文学、映画、音楽、演劇など幅広いジャンルで批評活動を行う。著書に『「書くこと」の哲学 ことばの再履修』など。
→ イベント詳細はこちら
野水伊織×ハーン小路恭子×小島朋美
「ホラー映画、3人で語ってみたら怖いより面白かった話──チェーンソーとジェンダーとポップコーン」
『男と女とチェーンソー』刊行記念
阿部和重×佐々木敦
「平成から令和、未来について 1990年代-2020年代」
『阿部和重覚書』刊行記念
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posted by 篠原 有加
上田市出身。2016年入社。3児の母。
倉庫勤務を経て、今は主にメールマガジンを担当しています。
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