音楽x本がテーマのフェス「ミュージションフェス2025」開催!|ブックバス出店します
2024-11-26
2020-07-08
2020年7月6日 に、バリューブックスは創業から13周年を迎えました。
みなさまにお送りいただいた本があるから、それを次の読み手に届け、本の循環を続けることができています。
ほんとうに、ありがとうございます。
この1年で、様々なことがありました。
新しいサービスを公開したり、予期せぬ台風の被害にぐっと堪えたり。
本記事で、さらりとですが1年間を振り返ってみたいと思います。
「できたー!」と完成時に大きな声を上げたくなったのが、「本棚スキャン」。本棚にならぶ本の背表紙を撮影するだけで、本のタイトルを読み取り、査定額の目安をお伝えする優れものです。
日夜、社内のエンジニアスタッフが研究を重ね、リリースを迎えることができました。
現在は、査定額の目安を知るだけではなく、読み取った本を登録する「ライブラリ機能」も追加されています。買取に出した本も、自宅に残しておいた本も、まとめてネット上の本棚に置いておくことができます。
今後もアップデートを続けていけたらと思いますので、楽しみにお持ちくださいませ!
【新サービス】「本棚スキャン」登場!
https://www.valuebooks.jp/endpaper/3530/
2019/7/20 〜 7/21 の2日間、長野県大町市に位置する湖、木崎湖の湖畔にて開催されるマーケットイベント「ALPS BOOK CAMP」に、バリューブックスも運営として参加いたしました。
もともと、松本に位置する本屋「栞日」が主宰してきた本イベント。
2019年より、諏訪で活躍する「ReBuilding Center JAPAN」と、僕たちバリューブックスの3者で運営していくこととなりました。
残念ながら、新型コロナウィルスの影響で今年の開催は難しいのですが、その分、去年の賑わいが恋しく思い出されます。
本屋はもちろん、飲食店や雑貨店も多く出店し、音楽のライブも楽しめるイベントです。
素敵なお店との出会いについつい興奮しちゃうけれど、水辺に腰掛けてボーっと遠くの山並みを見つめる時間も、捨てがたくて。
次の開催の時には、ぜひぜひみなさんも遊びにきてくださいね。
湖畔で本を愉しむ「アルプスブックキャンプ」
https://www.valuebooks.jp/endpaper/2569/
青空の下、それぞれの屋号を掲げオープンした24の小さな本屋。
この本屋、店長はみんな小学生なんです。
ただ店番をしているわけではありません。
本を選び、値段をつけ、販売する。そのすべてを、彼ら自身が行っているんです。
(僕も、腕を掴まれながら「これおもしろいよ!買って!」と交渉されました)
実は、夏の日差しに汗かきながら全力で本を売る小学生は、みんなバリューブックスのスタッフのお子さんたち。
バリューブックス には「社内に託児所をつくろう!」という取り組みがあるのですが、その第一歩として、「こどもほんや」が開催されました。
お母さん・お父さんには、「夏休みに子どもを預ける場所がなくて」という切実な思いがあることも、この時に実感して。
ひとりのお客さんとして、次の開催も心待ちにしています!
店長は小学生。1日限定の小さな本屋「こどもほんや」へようこそ !
https://www.valuebooks.jp/endpaper/2754/
「文化系トークラジオLife」とは、現代思想・政治経済・社会問題から本・音楽・映画などのカルチャーまで、毎回さまざまなテーマについて、文化系サークルの部室のようにワイワイ楽しく、でも真剣にトークする深夜の生放送番組。
2006年の放送開始から10年以上も続いている、TBSラジオの人気番組です。
去年より、バリューブックスもスポンサーとしてご一緒することになりました。
カルチャーや社会情勢など、幅広い話題を扱うこの番組を「ふむふむ」と聴き入っているみなさんは、きっと本がお好きなんじゃないかしら。
そんな思いもあってスポンサーとして関わることになったのですが、時々バリューブックスのスタッフも番組自体に出演したりと、楽しみながらご一緒しています。
ラジオ番組のスポンサーになりました!
https://www.valuebooks.jp/endpaper/2588/
バリューブックス には、毎日全国からたくさんの本が届きます。
それはつまり、毎日全国からたくさんの「ダンボール」が届く、という意味でもあって。
野菜を詰めていたものや、ご当地のお菓子メーカーにつくられたものなど、デザインとして見てみると興味深いものも混ざっているんです。
「そのダンボール、使わして!」と写真家のケイタタさんからお声がかかり、なんとも奇妙な写真集『隙ある風景』が完成しました。
ふだんは電通に所属し、コピーライターとしても活躍するケイタタさん。
不思議な佇まいの本だけれど、ただのアイデア勝負ではない、十二分に込められた熱量を語ってもらったインタビュー記事もご用意しています。
魂のかたまりを手渡していく <写真集『隙ある風景』 日下慶太インタビュー>
https://www.valuebooks.jp/endpaper/3157/
バリューブックスは、本の買取だけでなく、その買取金額を様々な団体に寄付する「チャリボン」というサービスも手がけています。
そのサービスページを、リニューアルしました。
前よりもすっきり見やすいページになったけれど、それだけではありません。
このリニューアルでは、各団体を「子供たちと明るい未来」「被災地の明日を支える」など、それぞれ8つのカテゴリーにふりわけました。
「寄付をしてみたいけれど、どこへしたらいいかわからない」
という場合は、気になるカテゴリーをポチッと押して、それぞれの団体の活動をのぞいてみてくださいね。
本で寄付する「チャリボン」 が新しくなりました!
https://www.valuebooks.jp/endpaper/3243/
この1年間を振り返ろうとすると、どうしても楽しかった思い出だけ、というわけにはいかなくて。
2019年10月に日本を襲った台風19号。
「上田は山に囲まれているから、台風には強いんだ」
台風が来るたびにそんな風に語っていた僕らの想像を遥かに越える、とても大きな被害が長野を襲いました。
バリューブックスも営業活動を一時停止させたけれど、道が陥没したり、街の象徴だった線路の橋が落ちたりと、生活それ自体が脅かされる被害でした。
ある程度の落ち着きが戻ってからは、社内でもボランティアチームを発足し、近隣の大きな被害を被った場所に訪れました。
落ちてしまった橋はまだ復旧中ではあるけれど、だんだんと新しい姿に生まれ変わりつつあります。また、もとのように川の上を走る電車の姿が戻ったら、みなさんにご報告しますね。
【台風19号 復興支援】 いまできること
https://www.valuebooks.jp/endpaper/3316/
東日本大震災によって被災し、2017年に再建された陸前高田市図書館。
バリューブックスは、私たちに送られた本の買取額を再建費用として寄付する、「ゆめプロジェクト」というプロジェクトに協力しています。再建後も、寄付金を書籍購入費に充てることで、持続的な支援を続けています。
しかし去年、久しぶりに訪れた陸前高田市図書館には、行くあてのない寄贈本の山ができてしまっていました。
みな善意で送ってくれているのだけど、図書館が望まないものが届いても、誰の目にもとまらない不幸な本が積み上がってしまうだけ。
バリューブックスとしてもその状況を解決するお手伝いがしたく、何人かのメンバーで陸前高田を訪れ、その様子も記事としてまとめることにしました。
不幸な本を生まないために。図書館が望む、より良い寄贈本の在り方。
https://www.valuebooks.jp/endpaper/3798/
移動式本屋のブックバス。
2017年に完成してから、全国津々浦々、ときには上田から北海道まで(!)走り続けてきました。
頑張った分、車体もちょっぴりくたびれてきてしまったので、今年の3月にはお色直しを実施。
塗料を取り寄せて塗りはじめたものの、「なんかちょっと違う……」「これもなんだかしっくりこない……」の連続で、3度目の塗装にてようやく「よし!」と納得する色味にすることができました。
さぁ、これでまた走り出すぞ!
と意気込んだものの、新型コロナウィルスの影響もあり、今はブックバスも待機中です。
ちょっと待ち遠しいけれど、次にお会いした際は「きれいになったね」とバスを撫でてもらえたら嬉しいです。
お色直し完了!装い新たに走り出したブックバス
https://www.valuebooks.jp/endpaper/4307/
バリューブックスが上田市で展開していた本屋「NABO」。
2019年9月に一旦幕を閉じ、新たな出発の準備を続けていたのですが、この6月に「本屋未満」という名前でゆっくりとスタートを切りました。
こんな状況で本屋を開いてもいいのだろうか。
でも、新しい本屋のスタートを心待ちにしている人がいるなかで、閉店の状態を続けていてもいいのだろうか。
そんな考えを右往左往しているうちに、店名どおり「本屋未満」でもいいから小さくとも新しい本屋を始めていこう、という思いにいたりました。
どんな形であれ、みなさんとまた顔を合わせられるのが、嬉しいです。
「ひさしぶり」の方も、「はじめまして」の方も、上田にてお会いいたしましょう。
【本屋未満はじめます】実店舗を、すこしずつオープンします
https://www.valuebooks.jp/endpaper/4775/
ありがたいことに創業から13周年を迎えることができ、また次の1年、14年目に足を踏み入れました。
また新たな変化を積み重ねながら、一歩ずつ進んでいきます。
僕たちだけでなく、きっとこれから、社会全体が望むと望まざるに関わらず変わっていくのでしょう。
新型コロナウィルスは、仕事や働き方のあり様を大きく変えるだろうし、とはいえ今はまだ、目の前の緊急事態を解決するためにパワーを持っていかれてしまいますよね。
バリューブックスでも、倉庫の環境を改善したり、リモートワークを押し進めたりと、少なからずの変化がありました。今では、オンラインビデオツールの Zoom を使った打ち合わせの方が、多いかもしれません。
いろいろなことに挑戦したり、たくさん失敗したりの1年になると思いますが、また一緒にお付き合いいただければ幸いです。
ながーい下準備を経て、オリジナルの販売サイトも今年にオープンできそうです。(オープンさせたい!)
みなさま、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
posted by 飯田 光平
株式会社バリューブックス所属。編集者。神奈川県藤沢市生まれ。書店員をしたり、本のある空間をつくったり、本を編集したりしてきました。
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