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2024-05-31

本屋で働くわたしたち vol.3 【 バリューブックスのスタッフ紹介】

 

現在バリューブックスでは、高校生から60代までの約300人のスタッフが働いています。

フルタイムスタッフだけでなく、子育てをしながらやWワークなど働きかたもさまざま。

多くのスタッフは、全国から届いた本の査定や、オンライン注文商品の発送などを行うロジスティックス部に所属していますが、ほかにも、システム部や、総務経理部、マーケティング部、カスタマースタッフ、寄付事業や実店舗運営にたずさわるスタッフなど、あらゆるシーンで会社をささえる人がいます。

「本屋」としていくつもの顔をもっているバリューブックスですが、一体どんな人が働いているのか。

その仕事内容や、スタッフの人となりが伝わる「お気に入りの本」をご紹介します。

 

本屋の裏側をのぞくような気持ちでお楽しみください。

 

 

第3回目は、広告チラシの制作やSNS運用、そのほか社内外の編集・ライティングを担当している北村さんです。

バリューブックスに入社目的で都内から移住したメンバーのひとり。上田の魅力についても聞いてみました。

 

 

──自己紹介をお願いします。

 

北村です。

石川県出身です。大阪、東京、上田を経て、いまは松本で猫2匹と暮らしています。

自他ともに認める文化系ですが、学生時代は水球で全国大会に出ていました。

お酒や映画、旅行が好き。ときどきカポエイラをします。

今年の6月で入社して丸6年です。

 

──バリューブックスに入社した経緯を教えてください。

 

以前は東京のちいさな出版社で雑誌の編集をしていました。

最後に担当した本屋さんの特集号で、バリューブックスに取材にきたことをきっかけに興味を持ち、その後転職しました。

会社だけでなく、上田という街に惹かれたのも大きな理由です。

いい本屋や映画館があり、自分が日常的に利用するお店を巡り、自然と「暮らすイメージ」を想像できました。

 

◆移住してから知った魅力

山に囲まれた立地は眺めがよく、なにより天気がいい。

北陸のよどんだ気候のなかで生まれ育った私は、晴れの日が続くだけでご機嫌になれます。

東京まで新幹線で一時間半というアクセスのよさも、うれしいポイントでした。

ちいさなコミュニティなので、好きなお店にいけば見知った人がいて、気軽におしゃべりできることは、松本に引っ越した今でも定期的に上田に通いたくなる理由のひとつです。

 

 

──バリューブックスではどんなお仕事をしていますか?

 

主に編集・ライティング業務をしています。

具体的には、本に同梱するチラシや紙もののアイテムのディレクションや、ウェブコンテンツ制作、SNSの運用などを行っています。

 

 

EndPaperでは本にまつわるインタビューを中心に、例えばこんな記事を書いています。

 

『【インタビュー】子どもと共に探究の学びをつくる「挑戦」と「現在地」—— 軽井沢風越学園 校長・岩瀬直樹 さん」』

『不幸な本を生まないために。図書館が望む、より良い寄贈本の在り方。』

『店長は小学生。1日限定の小さな本屋「こどもほんや」へようこそ !」』

『愛される本を作るには、 愛を頼りにしないこと <アルテスパブリッシング 鈴木茂 インタビュー>」』

 

──バリューブックスで働くおもしろさややりがいは、どんなところに感じますか?

 

チャレンジできる環境にあること。

業務内容が幅広く、いろいろなプロジェクトが進行しているので、興味や関心のあるものから、自分の得意なことを活かしやすいです。

また「本」を入口に、人や、お店、企業と繋がり、本屋としての可能性を広げられるので、常に新鮮な気持ちで仕事に向き合えます。

 

 

──どんなジャンルの本をよく読みますか?

 

文芸、自然科学、趣味・実用、コミック、雑誌、文庫

 

──普段、どんな時に本を読みますか?

 

夜、寝る前に。移動中の電車内で。出かけた先の喫茶店で。

 

──最後に、お気に入りの本を教えてください。

 

 

①最近これ読みました

 

『鬱の本』

点滅社 / 2023年12月5日発行

84人の書き手による「鬱の時に読んだ本。憂鬱になると思い出す本。まるで鬱のような本。」をそれぞれに語るオムニバス。あの人もこの人も、憂鬱な気分にとらわれることがあって、お守りのように抱きしめる本があることを教えてくれます。疲れた心に寄り添ってくれるやさしい1冊です。

 

 

②なんだか気になる積読本 

 

『本が語ること、語らせること』

青木海青子 著,青木真兵 著 / 夕書房 / 2022年5月11日発行

 

イベント出店時に夕書房さんから直接購入した1冊。奈良県吉野村で「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を運営する司書である著者が、身近な方から寄せられたお悩みに、3冊の本で答えていくというエッセイ。タイトルから共感する「お悩み」もちらほらあり、じっくり読みたいと思っている本です。山村にある図書館も訪ねてみたい。

 

③やっぱり手放せない本 

 

『夢の木坂分岐点』

筒井康隆 著 / 新潮社 / 1990年4月1日発行

大学時代に日本文学を専攻していていて、純文学と呼ばれるものをよく読みました。これは小説家である恩師に勧められた一冊で、小説ってこんな表現ができるんだ!と、ストーリー以外の部分ではじめて感動した本です。同じようなシーンが何度も繰り返されるなかで、主人公が別の選択をする度、物語が少しずつ変化していく様は、まるで夢を見ているよう。言葉の持つ可能性と自由さを体感しました。

 

posted by バリューブックス 編集部

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