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2024-12-16
2020-07-15
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冒頭から私事で恐縮ですが、僕は6月生まれです。ですが、のび太くんは6月が大っきらい。「一年をつうじてもっともふゆかい」とまで言ってのけます。
誕生日を迎える僕は少々さびしいですが、その理由には納得。そう、6月には国民の祝日がないのです!
お休みの少ない6月ですが、この本でちょっぴり元気を取り戻しましょう。アマチュアも含めた、有志の歌人たちが『ドラえもん』をテーマに様々な歌を詠んだ『ドラえもん短歌』。
「いつだって 「どこでもいい」と 言う君じゃ どこでもドアは 使えないよね」「私にも 入浴シーン あるけれど 君は突然 入ってこない」などなど、ユニークな三十一文字が並びます。
思えば、すぐに「ああ、あの場面!」とビジュアルが浮かぶこの国民的作品の浸透っぷりに、改めて驚かされます。
ぱらりぱらりとページめくるうちに、つい自分もひょいっと参加したくなってしまう。ドラえもんと短歌、不思議と相性は抜群なのでした。
短歌は、初めて手に取るのがちょっとおっかなびっくりしてしまうジャンル。そんな時は、まずは歌人から好きになってしまうのも手です。
歌人・穂村弘が綴る”現実日記”。時折「本当に?」と投げかけたくなるけど、まぁよいではないですか。脱力気味の穂村流エッセイ、悔しいけれど、やっぱり好きになってしまいます。
posted by 飯田 光平
株式会社バリューブックス所属。編集者。神奈川県藤沢市生まれ。書店員をしたり、本のある空間をつくったり、本を編集したりしてきました。
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