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本に触れる。
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ウェブマガジン。

2025-03-14

バリューブックスの内側をお見せします!~査定編~

 

 

こんにちは、バリューブックスです。

わたしたちの倉庫には毎日、全国から2万冊以上の本が届きます。

 

「自分が送った本はどんな風に査定されてそのあとどうなるの?」

 

顔が見えないオンラインサービスだからこそ気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、みなさんからお送りいただいた本がどんな流れを辿るのかをご紹介します!

初回は査定の現場から!

倉庫の様子だけでなく、スタッフに”本が傷みにくい梱包のコツ”や”査定がスムーズに進むポイント”も教えてもらいました。

倉庫見学気分でご覧ください!

 

毎日2万冊の本が倉庫に届く

 

荷物到着!

送っていただいた荷物は、集荷してから1~3日程度でバリューブックスの倉庫に到着します。

一日に届く量は、ダンボール1000箱以上!平常時でもこの大きな台車に40台ぐらい。

届いた荷物は箱数ごとに振り分けますが、人力のためかなりの重労働です…! 

 

大きい箱、小さい箱、紙袋など荷姿はさまざま。

届いた荷物の中には、ダンボールが破れていたりつぶれていたりするものも。こういったものはやはり本が傷む原因となってしまいます。

 

 

では、どんな箱なら傷みにくいのでしょうか?

荷下ろしスタッフに聞いてみました!

 

引っ越し屋さんのダンボールなど、重いものが入っていたダンボールがおすすめです

大きさは本に合わせた箱で大丈夫ですが、箱が柔らかかったり大きすぎると傷みやすいです。

紙袋で送る時は、袋を二重にしたり、ビニール袋で覆うと途中で破れにくくなりますよ!

 

 

確かに、引っ越し屋さんのダンボールはきれいなまま届いています。参考にしたいポイントですね。

 

ちなみにバリューブックスではダンボールサイズの規定はないですが、下記のサイズを推奨しています。

縦・横・高さの合計が160cm以内、 重さが25kgまで(ひとりで持ち上げられる程度のもの)

 

 

いよいよ査定!その前に、、

 

査定前に箱から出して、スムーズに査定ができるようにする作業を「箱出し」と呼んでいます。

1件ずつ、ラックや机の上にざっくりと揃えて査定者の横に置きます。

昔は査定をする前に自分でひと箱ひと箱開けてから査定をしていましたが、今は箱出しスタッフを横に付けることで、査定者がスムーズに査定できるようになりました。

 

 

査定一件の中でも文庫・単行本・大きな絵本など、様々な種類の本を送ってくださる方が多いです。

 

みなさんどのように箱に詰めているのか、不器用な私はとても気になるところ。

そこで、日々たくさんの荷物を扱っている箱出しスタッフに聞いてみました!

 

緩衝材をいれて、本の価値をさげない梱包を

 

本を平置きで重ねて、隙間に緩衝材を入れてくださる方がほとんどです。みなさん上手に詰めて送ってくれています。だた、箱の中がスカスカだったり、本が縦に入れられている場合は、本が傷んでしまっていることもあります。逆にぎゅうぎゅうに詰めすぎても、本が歪んだり、剥がれたガムテープが表紙に付くことで傷んでしまう原因に。

指一本程度の隙間を作ったり、本の上に新聞紙一枚かませるだけでも傷みを防げますよ。ラップやプチプチなどで丁寧に巻いて送ってくださる方も多いのですが、緩衝材を入れるだけできれいな状態を保てるので、手間なく送っていただいて大丈夫です」

 

 

緩衝材として一番よく使われているのは新聞紙、エアー入りビニールです。

あとは、ブックカバー、空きティッシュBOX、古着、古タオルなど。ただ、古着などは不要だと分かるようにしてもらえると助かります!」

 

 

ブックカバーを緩衝材にするのはいいですね!新聞を取っていないご家庭でも、これなら使えますね。

本を送るコツは「本は平置き、隙間には緩衝材」と、非常にシンプルでした。梱包が負担にならないように、お送りいただく際にはぜひ参考にしてみてくださいね。

 

▶︎おすすめ記事:「ダンボールに本やCDをきれいに詰める梱包テクニック」

https://www.valuebooks.jp/endpaper/6189/

 

 

一冊一冊、手作業で査定していく

 

箱出しした本のISBNを一冊ずつ読み込んでいきます。

ISBNとは、国際標準図書番号(本についているバーコードや、奥付に記載されている13桁か10桁の数字)のこと。

 

CDの場合は、規格品番と呼ばれるコードを打ち込んで、一枚一枚盤面をチェックしながら査定をします。

ISBN、規格品番がないものは、残念ながら買い取ることができません。

 

 

読み込んだ本の情報から、市場価値や在庫状況によって、値段がつくものと値段がつかないものに振り分け、さらに、日焼け、破れや傷み、書き込みがないかなど、中までしっかりチェックして査定額を決めていきます。

コミックはセットごとに査定するので、ひと箱にまとめて巻数を揃えて入れてもらえると、スピード査定に繋がります!

 

 

バリューブックスでは、査定後に無料でキャンセル・返送も可能ですが、お急ぎの方は、お申し込み時に「ソクフリ」での査定をお選びいただくのがおすすめです!

「ソクフリ」とは、お客様への査定結果のご確認を省略させていただき、査定完了次第すぐにご入金するスピーディーなサービス。

すぐに本を手放したい方や、事前査定(本棚スキャン)で本の価格帯を把握している方は「ソクフリ」をご検討ください。

※ソクフリをご希望された場合は、集荷後のお取引のキャンセル、査定後の商品の返送ができませんのでご注意ください。

 

すべての本を読み込んで、買い取れたものは本のサイズ、種類ごとにケースに入れ分けたら査定完了です。

 

▶︎おすすめ記事:「本の査定基準とは?高く売るためのポイントを徹底解説」

https://www.valuebooks.jp/endpaper/14234/

 

 

ここで査定あるあるをひとつ。

本と一緒に隠していた“へそくり”、忘れていませんか?

 

実は毎週1〜2件ほど、現場で発見されています。箱に入れる前に一度ご確認を!思わぬ幸運が挟まっているかもしれませんよ。

 

 

買い取れなかった本の行方

 

ここまで本が倉庫に届いてから、査定されるまでの流れを説明してきましたが、実はバリューブックスが受け取った本のうち、買い取れるものは約半分

買い取れなかった本は、「古紙リサイクル」へ回しています。

そのうちの一部は、「差し出す場所、方法を変えれば、まだまだ誰かの手に届くはず!」という思いのもとから、保育園や小学校への寄付や、「本だったノート」の制作などを手がける 「捨てたくない本プロジェクト」 へ活用されています。

なるべく多くの本を新たな形で生かしていきます。

 

 

次回は、本が次の読み手のもとへ旅立つ準備をする「出品」の流れをご紹介します!どうぞお楽しみに!

 

posted by バリューブックス 編集部

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