【買取キャンペーン!】「本を積む犬」のステッカープレゼント & 買取金額の20%還元
2024-12-16
2024-04-22
オンラインを中心として、本の買取・販売を手がける株式会社バリューブックスには、1日に2万冊もの本が全国から届くものの、そのうちの約半分、1万冊は値段をつけることができず、買い取れずに古紙回収へとまわっています。
回収された本は、古紙となり、再生紙として生まれ変わります。それは古紙リサイクルという、ひとつの完成された循環の形ではあります。けれど、日々大量の本が本としての意味を失っていくのを見ているうちに、「なにか、自分たちにもできることはないだろうか」という思いが募っていきました。
そして2022年に“古紙になるはずだった文庫本”たちから「本だったノート」が生まれました。本だったノートの刊行以降、ありがたいことに多くのかたに反響をいただき、本だったノー トの続編とも言える『漫画だったノート』、『雑誌だったノート』が生まれ、2024年4月に全国の書店にて取り扱いが開始されました。
もちろん、単にまとめて古紙回収に回すほうが、合理的な側面もあります。けれど「本だった」再生紙をつくり、多くの人に使っていただくことができたら、本の価値やその循環について考えるきっかけを生み出すことができるのではないか、と私たちは考えています。
本だったノートができるまで:https://www.valuebooks.jp/endpaper/8167/
漫画だったノート
雑誌だったノート
以下の動画では、本だったノートたちが生まれた背景、過程、その中での思いを紹介しています。
少し長い動画ではありますが、背景にある私たちバリューブックスの思い、ノートができるまでの過程、そこに関わる人たちについて紹介しているので、ぜひご覧いただけると幸いです。
文庫本、漫画、雑誌が生まれ変わったそれぞれのノートには、随所に本だった記憶が残った欠片が混ざっています。
その文字のカケラは、ノートとしての利便性だけを考えると不要な、むしろ邪魔かもしれませんが、本だったことに思いを馳せていただきながら、使ってもらえれば幸いです。
それぞれのノートは、先にも述べた通り、一部の書店にて取り扱っていただいています。在庫がないお店でも注文いただけますので、ぜひお近くの書店に足を運んでみてください。
バリューブックスからの購入は以下のページよりお願いします。
本だったノート:https://www.valuebooks.jp/本だったノート/bp/VS0084586999
漫画だったノート:https://www.valuebooks.jp/漫画だったノート/bp/VS0063395152
雑誌だったノート:https://www.valuebooks.jp/雑誌だったノート/bp/VS0063266814
それぞれのノートの制作・販売が始まった今でも、古紙回収にまわっていく本は少なくありません。
私たちは、ノートに限らず、さまざまな形で本だった「紙」を活用し、捨てざるを得ない本に新しい命を吹き込みたいと思っています。
本だった「紙」を用いた商品開発、活用にご興味のある企業の方は、ぜひお気軽に下記のフォームからご連絡いただければ幸いです。
(「お問い合わせの種類」という項目では、「その他のお問い合わせ」をご選択ください)
古紙回収へとまわるはずだった本が、新たにノートとして生まれ変わるまでには、長い道のりがありました。
その様子は、下記の記事からご覧いただけます。
古紙回収へとまわっていった本は、どのようにその命を終えるのか。
日々、たくさんの本を廃棄せざるを得ない古本屋の自分たちは、そのことをちゃんと知るべきではないのか。
そんな思いで、バリューブックスが拠点を置く長野県から、古紙が最終的に到着する静岡の製紙工場まで、古紙回収された本を追いかけていきました。
ぜひ一読いただけると幸いです。
posted by 神谷周作
愛知県の片田舎生まれ。大学卒業前、就職するのが嫌でバンコクに1年ほど住んでいました。なのでタイ語話せますสวัสดีครัป
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