音楽x本がテーマのフェス「ミュージションフェス2025」開催!|ブックバス出店します
2024-11-26
2021-09-29
バリューブックスのユーザーインタビュー。第3回目は東京都在住60代、放送作家/発達障害研究者の高橋秀樹さんです。バリューブックスへの買取申込みが累計50回を超える、読書家の方です。
1回目:買い取ってほしいというより旅立ってほしい | 大阪府在住、西田さんの声
2回目:バリューブックスにはライブラリ機能があるので | 東京都在住、木村さんの声
「大学に進学するにあたって、東京に出てきたんです。情報過疎の田舎にいたからだと思うのですが、「私は何も知らない」という思い込みが強く、とにかく本をたくさん読みました」
そう語る高橋さんがはじめて自分で買った本は、平凡社の百科事典。アルバイトで貯めたお金で購入しました。本を買う自由を手に入れてから、好きな作家の本をコンプリートするのも楽しくなり、どんどん蔵書が増えていったそうです。
読書を楽しむうちに、「欲しいと思った本は、お金を惜しまずに買う」と決めた高橋さん。一戸建てに引っ越すことを機にたくさんの本棚を用意し、自宅に3000冊以上の本を並べられるようにしました。
驚くべき蔵書量ですが、それでも高橋さんの読書欲は収まらず、
「本棚のスペースに限りもあるし、歳もとってきたから、断捨離しないと。新しく読んだ本はすぐに売ろう」
という思考になったそうです。
━━バリューブックスを知ったきっかけは何だったんですか?
本を売ろうと思ったときに、Googleで「古本売買」といった言葉で検索したんです。その際には、バリューブックスともうひとつ、2つの買取サービスが出てきました。
その2つを比べてみると、バリューブックスは本専門、もうひとつのサービスは本以外のものも含めた様々なジャンルを扱っている業者さん、という印象でした。
バリューブックスは「本好きがやっているサービス」に見えました。
もうひとつの業者さんは、そのうち使うこともあるでしょうから、「まずは本好きの人がやっているところを選ぼう」と思ったんです。
ウェブサイトか、それともチラシだったかな。バリューブックスのスタッフが集合した写真を見たんです。その光景から、「ただの古本の流通をしてるわけじゃない。本を右から左へ動かしてお金儲けをしたいだけじゃない。ちゃんと企業理念があるんだな」と感じられたんです。
高橋さんが見たであろう集合写真
本を好きな人たちに、自分が大切に読んだ本を渡したい。バリューブックスに買取を頼んだ決め手は、ただの買取業者ではなく、本に特化した仕事をしていると思えたからです。
━━ バリューブックスに買取を申し込まれてから、現在まで50回以上もご利用いただいていますよね。何度も使おうと思えた理由は何ですか?
たぶんね、最初の買取金額が「予想外に良かった」ことだと思います。
当時、バリューブックスのサイトには「専門書は高く買い取ります」と書かれていました。実際、大学の講義でしか使わないような学術書が「こんなに高く買い取ってもらえるのか!」と驚いた記憶がある。
バリューブックスを利用するまでは、個人でやっている近くの古本屋さんに持って行っていたんですが、高く買い取ってくれるのは新刊の小説などで。学術書は「これはちょっとウチでは買い取れません」と言われてしまっていたんです。重たい本を運んだのに断られるのは、しんどい思いでしたね。
━━ 最初のご利用で高い買取金額をご提示できて本当によかったです(笑)。
Googleと学術書のおかげですね(笑)。
━━ その後の買取での金額はいかがでしたか?
平均で、1回あたり1万円を超えているんです。50回も買取をお願いしているので、50万円以上になっているということですね。自分としても、驚きの数字です。
カミさんにも、本をいっぱい買っているメンツが立ちますしね。「これだけ戻ってきたぞ」って。(笑)
これまでの買取利用回数:51回(2021年4月時点)
総買取商品数:3,697点
総買取金額:668,813円
━━ どういったペースで本を買取に出しているんですか?
本棚の前に「バリューブックス直行箱」を何個か置いているんです。
本棚に入れる本は精査していて、売るつもりの本はその箱に入れるんです。箱がいっぱいになったらバリューブックスに送っています。
新刊で読んだ本は、基本的にすべて売っています。本棚に残すのは、コンプリートしようと集めた各作家の本と、自分が大学で研究していたときに読んだ本ですね。
本を読むのに時間がかかる時もありますから、買取に出すペースは様々ですね。3ヶ月くらい期間が空くこともあります。逆に、失敗が多いとすぐに「バリューブックス直行箱」がいっぱいになります。
━━ 失敗?
10ページ読んだら「ああ、この本はもういいや」となる時ですね。失敗を気にせず本を買っているので、「もうちょっとちゃんと吟味して買いなさい」って、カミさんに怒られるんだけど。(笑)
でも、不思議なことに、吟味して買う方が失敗が多かったんです。それが実感できたので、「欲しい!」と直観的に思った本は買うことにして。
だから、本を読むスピードや、どれだけ失敗した本に出会うかで、買取のペースが決まってくるんです。
━━ 今後、バリューブックスに期待しているサービスなどはありますか?
あ、それで言うと、以前から聞いてみたいことがあったんです。
私は作家別で本を集めているんですが、コレクターとして集めたものって理由がないと手放しづらいんです。
たとえば、学校や図書館などで、そうしたコレクションを欲しいところがあれば、ぜひ寄贈したい。夢物語かも知れませんが、バリューブックスがそうしたマッチングをしてくれたら、とても嬉しいです。
━━ なるほど、寄贈のマッチングサービスですね!素敵なご提案、ありがとうございます。バリューブックスが持っている本を寄贈する「ブックギフト」というプロジェクトはすでにありますが、学校や図書館といった施設とお客様を直接つなげる仕組みも、つくることができたら喜んでくれる方も多そうですね。バリューブックスとしても考えていきたいです。
<参考記事>ブックギフトプロジェクトについて
ありがとうございます。これからもバリューブックスの活躍を楽しみにしています。
「いい仕事をしていますよね、バリューブックスのみなさんは。うらやましいです。」
インタビューの途中でそう言ってくれた高橋さんの笑顔が、とても印象的でした。
自分たちの仕事に、確かな実感を持つことができました。高橋さん、ありがとうございました!
<ユーザーインタビュー第1回目>
買い取ってほしいというより旅立ってほしいーバリューブックスの「お客様の声」
<ユーザーインタビュー第2回目>
posted by バリューブックス 編集部
BACK NUMBER