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2024-12-16
2021-08-10
こんにちは、バリューブックスの編集部の神谷です。冒頭植物の写真が続きましたが、これらの植物をみなさんご存知でしょうか。そもそも「これって、植物……?」と思うかたもいるかもしれませんが、「塊根植物」と呼ばれる立派な植物なんです!
いま、ブームともいえる盛り上がりが一部の熱狂的なファンを中心に広がっている塊根植物。これら塊根植物が植物屋『aobouzu』協力のもと、バリューブックスの実店舗 NABO にて期間限定で立ち並んでいます。
aobouzuがオープンしたのは約1年前のこと。開業して間もなく塊根植物ファンの心をつかみ、まさに植物のごとくぐんぐんと成長を重ねています。
今回、店主の栗岡さんのユニークな経歴、業界を飛び越えて活動する植物屋についてお話をうかがいました。記事後半では、塊根植物に興味を持ち始めているかたへのおすすめ本、植物ファンにはたまらないキャンペーンのお知らせも!
神谷:
aobouzuを立ち上げるまでは、長野県野尻湖のゲストハウス『LAMP』さんでシェフをされていたんですよね。けっこう異色な経歴だなと思って。
栗岡:
そうですね、LAMPのキッチンで働いていました。LAMPに勤める前も都内の飲食店で働いたり、学生時代には地元の関西で友人と共にカフェバーを立ち上げたりと、ずっと飲食の畑にいました。
神谷:
東京から長野に移住したきっかけはなんだったんですか?
栗岡:
「長野に行きたい!」っていう長野目的の移住というよりかは、LAMPに入りたくて。もともとLAMPをプロデュースした『LIG』は憧れの会社だったんですよ。大学生の頃からずっとブログを読んでて。
神谷:
僕もLIGさんのブログや活動はチェックしています!
栗岡:
おもしろいですよね。数年前に客としてLAMPに行ったのがきっかけで、前支配人のかたとはフェイスブックで繋がっていたんです。その繋がりもあってか、向こうの方から「シェフ探しているんだけど、こない?」とお声掛けいただいて。
神谷:
いちファンからしたら願ったり叶ったりですね。
栗岡:
そうなんです。しかもちょうど、もう都内はいいかなと感じていたんです。半分冗談半分本気ですが、移住する前は居酒屋で朝まで飲んでみたいな生活が続いていて、、、家の近くに居酒屋がない地域に行きたいなって思っていたんです笑
神谷:
物理的に距離をはかろうと笑
そこからaobouzuをはじめるまでの経緯が全然つかめていなくて。もともとシェフだったのに急に塊根植物屋に、、、
栗岡:
ならざるをえなかったんですよ。
神谷:
といいますと?
栗岡:
LAMPを退職したのが、2019年の年末のことです。それからインド、タイ、台湾と1ヶ月ほど旅をしていて。現地では1日10食とか食べて、その後のヒントを模索していました。
神谷:
つまり2020年はじめの段階では、飲食業を続けていこうと思っていたんですね。
栗岡:
3月、4月くらいまでは思っていましたね。帰国後は知り合いのホテルの厨房に立ちつつも、自分の飲食店を立ち上げようと準備をしていました。お店のロゴも知り合いのデザイナーに発注していて。4月くらいから、物件を探そうとした矢先に。
神谷:
コロナが拡大して。
栗岡:
「あ、これは当分自分が思い描く理想の形では、飲食できる雰囲気じゃないな」と。
じゃあ、何ができるのか? 手持ちのカードみても、僕はずっと飲食をやってきていて、ほとんど何にもなかったんです。かろうじてあったカードが、それまで趣味で集めてた塊根植物だったので、それを使うしかなかったんです。
神谷:
出さざるをえない最後の1枚だったんですね、、、。それまではコレクター的に塊根植物を集めていたんですか?
栗岡:
コレクターってほどではないですが、高円寺の駅前で働いている時に塊根植物の専門店ができて、そこからどっぷりハマってしまいましたね。家には30鉢ほどがズラッと並んでいる状態でした。
神谷:
(十分コレクターな気がしちゃいますが、、、)
神谷:
多肉植物や塊根植物をはじめとした、いわゆる珍奇植物はさまざまな雑誌で特集が出されたりと注目が集まっていますよね。既存店舗も多くある中で、新規参入し生き残っていくには激戦区なんじゃないの?と個人的な感覚で思うのですが。
栗岡:
偶然ですけど、差別化できてたなって思うポイントが「店舗持ってないこと」なんですよ。多くの植物屋は店舗をもっていて、無店舗運営も徐々に増えているとは思うのですが、はじめたのが人よりほんの少し早かったのだと思います。
神谷:
固定費を抑えてその分を仕入れにまわしたり、販売価格に反映することができると。
栗岡:
そのかわり、いわばaobouzuの店舗とも言えるインスタの更新は日々試行錯誤しています。どうやったらみなさんに知っていただけるか、1日中張り付いて考えています笑
神谷:
あとaobouzuで特徴的なのが「コラボ」だと思うんです。今回のNABOでの展示も「本屋 x 植物屋」とも言えますし、業界を超えていろいろなコラボをされている印象があります。
栗岡:
たとえば、いま着ているエプロンもコラボ商品なんですが、昔バックパッカーをしてた時にイスラエル出会った友人のブランドです。そのブランドのエプロンは飲食時代から愛用しているんですが、aobouzuでも別注でつくってもらいました。
神谷:
バックパッカー時代もあるんですね、それもとても気になりますが話を進めます、、、!コラボする軸、みたいなものはあるのですか?
栗岡:
それは明確にあって「自分が好きだといえるもの」ですね。『Coffee Supreme(コーヒースプリーム)』さんや、長野市の『Foret coffee (フォレットコーヒー)』さんといったコーヒー屋さんと組ませていただいたり、陶器鉢を東京の陶芸家さんに頼んでオリジナルの作品をつくっていただいたりしているのですが、すべて僕の好きなものなんです。
僕はコーヒーを焙煎できないし、陶器鉢をつくることもできないけど、コラボを通して自分ではできないことを、形にすることができるんですよね。
神谷:
植物屋ってすごい限定的なものとして捉えていたんですが、お話をお伺いするといろいろな広がり方、可能性があるんだなと感じました。
栗岡:
結局自分ひとりじゃ何もできないのはわかっているので。だからこそ積極的に色んな人・業界と組んでいくっていうのはaobouzuを立ち上げた当初から心がけてます。
神谷:
その原動力となっているのが「好き」だと。シンプルだけど、「好き」は揺るがないものでもありますもんね。
神谷:
今回のNABOの展示販売に合わせて塊根植物の本もセレクトいただきましたよね。その中でも3冊ピックアップしていただいたとのことで、ぜひ紹介をお願いします。
栗岡:
1冊目は『コーデックス (NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビNEO) 』という本です。
塊根植物をメインに紹介しており、これから栽培を始めたいと思っている方に最適な1冊です。楽しみ方や魅力の解説はもちろん、ベーシックな植物の紹介も写真付きで載っています。植え付け・株分け・挿し木など実戦で使える情報も盛り沢山で、最大の特徴である「12ヶ月栽培ナビ」はかなり便利です。夏型と冬型に分けて1ヶ月ごとの置き場や水やりなどを細かに解説してくれているので初心者の方必見の書だと思います。
神谷:
(僕も買おう、、、)ありがとうございます!次は『All about CAUDEX』という本ですが、こちらも解説本でしょうか。
栗岡:
こちらは塊根植物の超有名店『BOTANIZE』のオーナー横町健さんの著書です。僕自身、この本で塊根植物の魅力に目覚めました!ライフスタイル視点から塊根植物を取り上げた名著でコレクション性の高さや希少性などがひと目でわかります。
また、解説だけでなく人気作家の陶器鉢やおしゃれな生活を送ってる方の紹介などもしており「塊根植物の楽しみ方」を知りたいかたはぜひ手に取っていただきたいです。
神谷:
(これも買わなきゃ、、、)解説をメインとした本をじっと読むのは個人的にはちょっと疲れてしまいますが、こういった本はコーヒー片手を1ページ1ページ眺めたくなります。
栗岡:
さいごに紹介するのは、塊根植物に絞った内容の本ではありませんが、アガベやビカクシダといった夏型植物をメインに取り上げています。栽培や育成の基本から植え替えのやり方まで載ってるので、初心者の方も見ていて損はないと思います。塊根植物に沼にハマりだしたら、さけて通れない発根管理の情報も載っています!
また自生地の現在など普段何気なく育てている植物の原産地の風景や、日本で植物を販売している有名店の情報など、かゆいところまで手の届く1冊となっているんです!
神谷:
アガベ、ビカクシダ、発根管理、、、素人には聞きなれない言葉が並びましたが、栗岡さんの塊根愛がすごく伝わりました!
また、今回特別なコラボキャンペーンとして、バリューブックスに本を売っていただいたかた抽選で1名さまにaobouzuさんの植物をなんとプレゼントしていただけることに!
栗岡:
比較的育てやすいものをプレゼントとして選んでいます。もちろん日光をあてるといった基本的なことは必要ですけど、そこまで気難しくないのかなと。うちのオリジナルの陶器鉢を合わせてお送りしたいと思います。
神谷:
ありがとうございます!(詳細の応募方法は記事下部をご覧ください)
この1年でいろいろと仕掛けられてきたと思いますが、aobouzuさんの2年目がどうなるか、ワクワクしています。
栗岡:
実店舗のオープンも考えていないわけではないですが、1人で管理している状況なので、できることが逆に減っちゃうのかもと思っています。その地域に「植物文化」を根付かせるのであれば店舗やった方がいいと思いますが、地域を限定せずにファンを増やしていく方が個人的には面白いことができるなと。
正直、変化といった意味では明確な展望はあまりなくて、今が正解なんだと突き進んでいきたいと思います。
aobouzu website :https://aobouzucaudex.com
aobouzu instagram:https://www.instagram.com/aobouzu_caudex/
な、なんとNABOの展示・販売するにあたって、aobouzuの植物を抽選で1名さまにプレゼントしようと、栗岡さんが素敵な植物をご用意してくれました〜!
『ユーフォルビア・バリダ』というなんともかわいい?植物を、aobouzu特注の鉢に入れてお送りしたいと思います。
応募方法はバリューブックスに本を送るだけ!詳細は下記をご覧ください。
◼️応募方法
売りたい本をダンボールにまとめたら、初めての方は無料会員登録後、二回目以降の方はログイン後、買取申込みページにて下記のキャンペーンコードをご入力ください。お申込みいただいた方抽選で1名さまにaobouzuさんの植物をプレゼントします!
◼️キャンペーンコード
AOBZ8KC
◼️応募締切
2021年9月30日
※キャンペーン終了から約1ヶ月で発送する予定です。
◼️お申込みはこちらから
https://www.valuebooks.jp/sell
posted by 神谷周作
愛知県の片田舎生まれ。大学卒業前、就職するのが嫌でバンコクに1年ほど住んでいました。なのでタイ語話せますสวัสดีครัป
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