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2024-12-16
2018-04-11
こんにちは。バリューブックスの大野です。
バリューブックスでは倉庫、人事の仕事を経て、現在はマーケティングの仕事をしながら、個人の活動としてカレーのキッチンカーを運営したりしております。
今こそやりがいのある仕事に恵まれ、充実した日々を送っていますが、僕の人生には、いくつかの大きな転機がありました。
今回は、壁にぶつかる度に行く道を照らしてくれた、6冊の本を紹介します。
読むべき本を紹介する前に、僕がどういう人物でどんな経歴を辿ってきたのかをお伝えしますね。
僕は1980年1月1日に東京都杉並区の病院で産声をあげました。
両親はどちらもいいところの坊ちゃん嬢ちゃんで、僕は子どもの頃、欲しいものはほとんど買ってもらえる何不自由のない裕福な家庭に生まれ育ちました。
過保護に育てられてすっかり「おぼっちゃん」化していた僕は、小学2年生のときに転校したのをキッカケに、友達にいじめられる辛い日々を経験することになりました。
それ以来、嫌われたりいじめられることが本当に怖くて嫌で、自分を守るために、他人の目を気にして媚びることを覚えた気がします。
小学生時代とはうってかわって、中学高校大学時代はザ・青春でした。中高生の頃は友人にも恵まれ、サッカーに明け暮れる青春の日々を過ごしました。
大学時代は友人と遊び呆け、バイトで貯めたお金で全国を旅して、勉強はテスト前だけする、という最高な4年間を過ごしました。
大学卒業後は東京の会社に就職、いよいよ社会人としての生活がはじまりました。
地元東京にある会社に就職し、大学3年のときに付き合いはじめた彼女と東京のアパートで暮らし始め、新入社員になってまだ1ヶ月も立たないうちに入籍。
22歳で結婚生活もスタートしました。
子どもを授かったのをきっかけに、「自分の仕事や働き方はこのままでいいのか…」と悩みはじめ、長野県上田市への移住を決意して1度目の転職。
しかし……、上田市に移住してきて10年ほど経ったあるとき、変化が訪れます。
会社では仕事の意義を見失い、軽いうつ状態に。
「何かがおかしい…人生を立て直さなきゃ…」という気持ちがふくらみ、会社を辞めて、独立起業にチャレンジしはじめます。
しかし、悪いクセで、何の準備もせず何も考えずに飛び出したので、3ヶ月であっという間に資金がショート。
すがる思いでバリューブックスに入社し、仲間にも恵まれ、仕事に対する価値観は良い方向へと変化していきます。
と…話が長くなってしまいましたが…
仕事に悩んで2度転職をし、独立起業に失敗した自分のこれまでの人生を思い返すと、深く悩むたびにいつも本に支えられてきました。
本の中には、具体的な問題の解決をするための技術が書かれたものもあれば、勇気を与えてくれる本、進むべき道を照らしてくれる本もあります。
独立に失敗して打ちひしがれていたときも、仕事や人間関係にいきづまったときも、僕に寄り添い、新しい人生を開いてくれたのは本でした。
2010年のグーグルの調査では「地球上には1億2986万4880の書籍が存在する」という結果が出ています。
その総数からみるとごくわずかですが、僕が働いているバリューブックスには、100万冊以上の在庫があり、ここだけみても「こんな膨大な本の中から、どうやったら読むべき本を見つけることができるだろうか?」と立ちすくんでしまいます。
でも、その中にも、これだけは絶対に読んでおいた方がいいという本が間違いなくある。
なにから読んだらいいかわからない、という人のために、これまで僕が人生に悩んだ時に、手にとってきた本を紹介していきます。
「人生100年時代、あなたはどこで、いつまで、どうやって働きますか?」
最初に紹介するのは、2025年にわたしたちの働き方はどうなっているのかを予測し、世界各国のモデルケースを通じて「自分はどう働くべきなのか」を考えさせてくれる本です。
『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』
リンダ・グラットン(著) 池村 千秋(翻訳)
プレジデント社(2012/7/28)
ゼネラリストからスペシャリストへのシフト
他者と関わり協力しあうワークスタイルへのシフト
意義と経験を重んじるライフスタイルへのシフト
2012年に出版された本ですが、いまたしかに世界はそのように変化しつつあります。
僕は2013年にこの本と出会い、その2年後にワークスタイルもライフスタイルも大きくシフトすることを決意して会社を辞めました。
家のローンはまだ20年以上あったにもかかわらず、安定した給料を捨てて、変化に向かって行動できたのは、この本のおかげです。
自分が決めた道は、正しかったかもしれないし、そうじゃなかったのかもしれない。
でも、自ら変わるという選択は、その後の生き方の自信につながりました。
「これ以上、ここにとどまっているわけにはいかない」
漠然と今後の人生について不安を感じている人が、どの方向に舵を切って進んでいくべきかを示してくれる本です。
資本主義社会に生きるならば、お金の教養は学んでおくべきです。
とはいえつかみどころが難しいもので、学校では教えてくれないですし、社会人になってから「お金ってなんですか?」ってなかなか人に聞けるものではありませんよね。
ここでは、お金のことがよくわかる、おすすめの本をご紹介します。
『漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』
ジョージ・S・クレイソン(著) 坂野旭 (イラスト) 大橋弘祐 (その他)
文響社(2019/10/4)
100年以上世界中で読まれている名著「バビロンの大富豪」の漫画版です。
シンプルに言うと「お金の稼ぎ方がわかる」本。
この本の素晴らしさは、分かりやすく、すぐに行動をはじめられるくらい具体的な内容が書かれているところにあります。
僕は社会人になってから約20年間、貯金をまったくしなかったどころか、毎月何にどれくらいお金を使っているかを把握できない人間でした。
にもかかわらず、バビロン大富豪の教えを読んだ直後から毎月の収支を把握しはじめ、毎月収入の10分の1を貯金に回しはじめたのです。
「お金に働いてもらう」
これは投資に限った話ではなく、仕事や生き方に通じる言葉なんだとすんなり理解することができました。
こちらの漫画版はとても読みやすいので、本を読むのが苦手な方にもおすすめです。
作業効率が低い、がんばっているのに全然成果が上がらない、チームの目標を達成できないなどなど、ビジネスには問題がつきものです。
問題解決するためのフレームワークやテクニックは多くの本によって解説されており、それらを活用すればいったんの解決は可能です。
ですが、新たな問題が次から次へと生まれ、またその対処に追われる…なんてことになりかねません。
というわけでここでは、ビジネスの問題を本質から変える本をご紹介します。
グレッグ マキューン(著) 高橋 璃子(翻訳)
かんき出版 (2014/11/19)
優秀なサラリーマン・ビジネスマンほど陥りがちなのが「成功者のパラドックス」。
目標をしっかり定め、成功へと一直線に進み、頼れる人になり、どんどん仕事を頼まれるようになる。
そうするとやることが増えすぎて時間とエネルギーがどんどん拡散されていき、本当にやるべきこと・やりたいことができなくなるというのが「成功者のパラドックス」です。
わたし自身は成功者のパラドックス以前の問題で、単純に「やってみよう!」と思うと浅はかな考えのまますぐに行動しはじめてしまうクセを持っていて、いまでは副業を3つ抱え、どれひとつとして納得のいく成果を出せずにいます。
本当にやるべきこと・やりたいことができているか疑問になったとき、わたしはいつもこの本を開きます。
読んだからって、すぐに問題は解決できません。
拡散して、収束して、また拡散するというプロセスをこれまでずっと繰り返していますし、これからもしばらく続くのでしょう。
ただ、きっと、この本に出会わなければ収束というプロセスはなかったし、「いったりきたりしながら、いつか本質にたどり着く」という感覚を持てずに苦しみ続けていたと思います。
「より少なく、しかしより良く」
ビジネスで大きな結果を残しながら人生を楽しむための方法が書かれている一冊です。
子育てをしていたとき、娘が健全に成長していくために、父親として何をどう伝えればいいのか悩んだことがあります。
「あと10分しか娘と話すことができないとしたら、何を伝えればいいだろうか?」
そんな風に考えて、手に取った本をご紹介します。
西原 理恵子(著) 西村 弘美(Cover Art, デザイン)
KADOKAWA (2017/6/2)
ここには著者自身の壮絶な人生経験から、女の子が恋愛や結婚で悩んだときに大事にしてほしいことが書き綴られていました。
女の子が生きていくときに覚えておいてほしいことは
「どんなときも自分の幸せを人任せにしないこと」
です。
具体的にどう行動したらいいかを経験談をまじえて示してくれる、女の子が強く生きていくための、勇気を与えてくれる本。
結婚に悩んでいる女性や娘との関係に悩んでいるお母さんはもちろん、僕のように娘に幸せを願うお父さんにも、ぜひ読んでほしいおすすめの一冊です。
会社の同僚・上司、友人、夫婦の関係に悩んでいると幸せを感じることはできないものです。
人間関係の悩みは生活のすべてに影響してしまうので、それは人生の悩みと言い換えても過言ではありません。
逆を返せば、良い人間関係を構築し保つことができれば、人生の悩みの大半は解決するということ。
ここでは、良好な人間関係を構築し保つための方法を教えてくれる1冊をご紹介いたします。
アービンジャー インスティチュート(著) 金森 重樹(著) 冨永 星 (著)
大和書房; 1版 (2006/10/19)
グーグル・アップル・マイクロソフトなどの大企業が研修に採用した、人間関係が改善する「箱から脱出する方法」が書かれた本です。
正直に言えば、この本を読んだからといって人間関係が改善するワケではありません。
夫婦関係に深く悩んでいた時、本書を活用して実際に関係性の改善にチャレンジしましたが、挫折。
いま読み返して思い返してみると、当時は書かれていることを表面的に猿マネしただけでした。
自身の痛みをともなう経験を通じてわかったことは、この本が本質的に伝えようとしているのは「自分の状態に”気づく”こと」の重要性でした。
どんなにたくさん本を読んでいても、たくさんの知識を持っていたとしても、自分が「箱」の中に入っていることに気づけなければ、大切な人と素晴らしい時間を過ごすことはできません。
おそらく、この本の本質を理解するには自身の深い経験が必要ですし、人間関係を改善するための行動を起こすのはとても勇気のいることです。
でももし人間関係に悩んだときは、本書のことを思い出してみてください。
「悩んでいるのはあなただけじゃない」
という事実が、行動する勇気を与えてくれるハズです。
いまや日本では知らない人はいないと言ってもいいほど有名になったアドラー心理学、その火付け役となったのがこちら。
岸見 一郎 (著) 古賀 史健(著)
ダイヤモンド社 (2013/12/13)
本書の中のこの言葉が、わたしの心に、いまも深く刺さっています。
「痛みや悲しみを避けようとするからこそ、身動きが取れず、誰とも深い関係が築けなくなる」
わたしには小学生の頃いじめられた経験以来「誰にも嫌われたくない」というその一心で生きてきたなぁとわかった瞬間でした。
友人関係も結婚生活も、どこかでビクビクしていた気がします。
それは幸せから遠ざかる行為だったのです。
本書を読むと、幸せになることを邪魔している習慣や考え方に気づくことができ、人生が根っこから変わります。
いままでにない読書体験を与えてくれる本といっても過言ではないでしょう。
わたしのように、人の目を気にしてしまう、トラウマを持っていて行動できない、と悩んでいる人がいますぐ読むべきおすすめの一冊です。
僕が人生でつまずいた時に、道しるべになった6冊の本を、悩みごとに整理してご紹介させていただきました。
「読むべき本」は、誰しもに当てはまるものではないと思います。今いるステージによって、目の前の課題によって、どんどん変化していくでしょうし、昔なんとなく読んだ本がいま必要になることもあったりします。
もし、僕と同じ悩みを抱えていたり、道に迷ってしまった時は、この6冊を参考にしてみてください。
それでは、また。
posted by バリューブックス 編集部
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