2026-03-27

B Corp企業で働く人の本棚、のぞいてみました|アーチ・リビセン編

 

バリューブックスのメールマガジンを担当している篠原です。

毎年3月さんがつは、「B Corp月間」。世界中のB Corp認証企業が一堂に、よりよいビジネスのあり方を発信し、その輪を広げていく期間です。

B Corpとは、売上だけでなく、働く人や地域社会、環境への影響も含めて「いい会社かどうか」を評価する、国際的な認証。バリューブックスも、その認証を取得している会社のひとつです。

そんなB Corp月間にあわせて、バリューブックスでも4回に分けてB Corpにまつわる話をお届けしています。

第1回目は、バリューブックスの活動をまとめたインパクトレポートについて。

そして第2回目からは、B Corp企業で働く人の「本棚」に注目してみました。

本棚には、その人が大切にしていることが現れるはず。そんな思いから、3つのテーマに沿って本をご紹介いただいています。

・最近読んだ本
積読つんどくしている本
・手放せない一冊

第2回目は、伝統を大切にしながら進化を続けている「ロクシタン」と「中川政七商店」なかがわまさしちしょうてんで働く方にお話を伺いました。
→記事はこちら

そして今回お話を伺ったのは、環境に配慮した素材で服づくりを行う「アーチ」と、古材や古道具をレスキューし次の担い手へとつなぐ「ReBuilding Center JAPAN(通称リビセン)」。どちらも、未来に繋がるものづくりを大切にしている企業です。

まず1人目は、アーチの長尾さんから。

 


 

 

株式会社アーチ
長尾ながお 麻友子まゆこさん

 

―どんな会社で働いていますか?

ファミリーファッションブランド「ARCH&LINE」の企画・小売を中心に、外部ディレクションなども行っています。

2012年設立。ブランド立ち上げ当初から、糸番手から指定したオリジナルのオーガニックコットンを使用するなど、素材にもこだわったものづくりを続けてきました。
2024年に国際認証B Corpを取得。2030年までに100%環境負荷の低い素材への移行を目指し、現在は約70%まで達成しています。

2025年、ジェンダーバイアス解消を目指し、Podcast〈よりみちしてんの〉やコミュニティ運営をスタートしました。

B Corp企業として特に意識していることは、もの作りの過程をOPENにしたり素材の見直しは当然のこととして、企業としての思想、企業で働く個人の思想を出来るだけOPENにすることで同じ社会で暮らす人たちが個人の思いを話しやすい社会にしたいと考えています。
個人として日々心がけていることは、ソーシャルグッドな会社にするための経緯を失敗も含めて出来る限りOPENにすること。

 

―あなたのお気に入りの本を教えてください

 

①最近これ読みました

今日もよく生きた ニューヨーク流、自分の愛で方/佐久間裕美子 著

佐久間裕美子さんのニュースレター購読開始と同時にファッションによる環境汚染等の社会問題を学んで来ました。アクティビズムの方法と同時に、自分の心を大切にすることを教えてくれる佐久間裕美子さんの言葉にいつも励まされています。

 

②なんだか気になる積読本つんどくぼん

ルポ リベラル嫌い/津阪直樹つざかなおき

日本のここ数年の選挙で有権者が支持している内容、そして上がらない投票率にモヤついているため。

 

③やっぱり手放せない本

ベルリンうわの空/香山哲かやまてつ

友人でも知人でもない、同じ社会で生きる他者へ思考を向けること忘れないために時々読み返しています。著者の視点が優しく繊細で、心が荒んでいる時にも読むと落ち着きます。

 


 

そして2人目は、リビセンで働く東野あずのさん。

 

株式会社 ReBuilding Center JAPAN
共同代表
東野あずの 華南子かなこさん

 

―どんな会社で働いていますか?

長野県諏訪市を拠点に、解体予定の家屋や片付け中の建物から古道具や古材をレスキューし、次の担い手へつなぐ活動を行っています。回収した素材は店舗販売やプロダクト制作、住宅・店舗設計に活用するとともに、空き物件の活用やエリアリノベーションを通じて、地域に新たな循環と営みを生み出しています。

B Corp企業として特に意識していることは、プロダクトの制作や空間設計において、レスキュー率の高いアウトプットや、手放さなければいけなくなったときにも環境負荷の低くなることを心がけています。
個人として日々心がけていることは、地域で帰るものはすこし高くても地域で買うこと、より小さな事業体から購買をすることは生活の中でずっと実践しています。
地域での購買をすることが「絶対の正解」ではないですが、フードマイレージの観点や個人の生活の満足度など、都度バランスを考えながら取り組んでいます。

 

―あなたのお気に入りの本を教えてください

 

①最近これ読みました

 


生きることば/俵万智 著  ことば力と思考力/今井むつみ 著​​​​​​​

この本を読んで、子どもとの日々の関わりが肯定されたようで安心ました。また、言葉にできること以上に思考は進まないのだなと実感し、思考と言葉は大人も子どもも深く結びついていると感じました。

 

②なんだか気になる積読本つんどくぼん

 

それがやさしさじゃこまる/鳥羽和久 著

子どもとの関わり合いやさまざまな事象のなかで、鳥羽さんが差し出す「本当に?」と問いかけるまなざしや考えにいつもはっとさせられるので、早く読みたいです。

 

③やっぱり手放せない本

 

海のふた/吉本ばなな 著

ばななさんが居場所や空間について表現する言葉がとても好きなので、みせ作りや空間づくりの気持ちを健やかに保つために度々読み返しています。何冊かストックしていて、この人に読んで欲しいな、というときに手渡します。

 


 

それぞれの一冊に添えられた言葉から、おふたりの人となりや大切にしていることが見えてきた気がします

ものづくりや暮らしの中で「どうありたいか」を考え続けている姿勢が、それぞれの本の選び方にも表れているように感じました。

次回はいよいよ最終回です。

バリューブックスから、代表の鳥居とB Corp推進担当の水野の本棚をのぞいてみます。どうぞお楽しみに。

 

 

ARCH&LINE
https://arch-and-line.jp/

ReBuilding Center JAPAN
https://rebuildingcenter.jp/


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​​​​​​​https://www.bcorporation.net/en-us/

▼バリューブックスのみをまとめました
​​​​​​​インパクトレポート「VALUE BOOKS & B Corp」

 

 

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posted by 篠原 有加

上田市出身。2016年入社。3児の母。
倉庫勤務を経て、今は主にメールマガジンを担当しています。

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