【B Friends! – 世界のB Corp™と、これからの話を。】第一回 メーカーズマーク当主 ロブ・サミュエルズさん 「世界的バーボン蒸溜所が貫く、100年先を見据えたものづくり」
2025-03-28
2025-03-31
こんにちは、バリューブックスの水野里咲です。
いろいろなご縁があってバリューブックスのことを知り、2024年の1月から入社しました。以前は首都圏に住んでいたのですが、緑に囲まれる生活に惹かれ、転職を機に上田市に引っ越してきました。
さて、バリューブックスは2024年に「B Corporation™︎(以下、B Corp)」として認証されました。
B Corpとは、ビジネスを通じて世の中をよりよくしていくムーブメントです。そのコミュニティの一員としてふさわしい企業に与えられるのが「B Corp認証」。自分たちの会社の金銭的な利益だけでなく、働く人たち、お客様、地域社会、そして環境を大切にしていることを証明してくれます。
私は今、「Chief B Keeper(チーフ・ビー・キーパー)」という肩書きで、バリューブックスがB Corpとしてもっともっと価値を高めていけるよう、試行錯誤を続けています。
その取り組みのひとつとして、今年1月に社内交流会を企画しました。
環境へ配慮したサービス運営や地域へ貢献した雇用などなど、B Corpの指標をスタッフそれぞれが活用しながら、主体的に会社をよりよい方向へ導いていけるように……
バリューブックスという会社やB Corpとの距離が縮まるようなコンテンツを用意しました。
また、会社全体がより良くなっていくためには、スタッフ同士のつながりが大切になるときもあります。普段の仕事が円滑になったり、新しいアクションを起こしやすくなったりすることを目指して、交流会という形式を選びました。
仕事の円滑化や改善につながることが期待された交流会なので、当然ながら勤務時間中の開催としてお給料も発生しています。
会場には、バリューブックスの実店舗「本と茶 NABO」を選びました。
いつも倉庫で働いているスタッフからは、「NABOに来るのは初めて」「おしゃれな雰囲気に少しハードルを感じていたけど、来られてよかった」といった声も。
勤務時間中にいつもの職場とは違う環境に足を運ぶことで、物理的にも精神的にも仕事のフットワークが軽くなるきっかけになればと思っています。
さて、会場に入って最初に手に取るのは「VALUE BOOKS & B Corp」というペーパー。
B Corpについて簡単に説明しつつ、現状のバリューブックスの得点や、よくある疑問への答えをまとめ、バリューブックスとB Corpへの理解を深める入口になるような内容です。
バリューブックスで働いていても「正直、会社の全体像はよく知らないなあ」というスタッフも多いのが現状。倉庫(5つもあります!)や店舗を本の流れに沿って並べ、それぞれの役割を示したマップも掲載しました。
また、座談会やメンタルヘルス支援室、ハラスメント窓口など、社内で新たに始まっている取り組みについても紹介。
社内スタッフによる可愛いイラストとオシャレなデザインで、楽しく読めるペーパーに仕上がりました。
内容が気になる方は、ぜひこちらからご覧ください!
また、「実際に手を動かさないとなかなか頭に入ってこないよね!」ということで、B Corpに関するクイズも用意しました。
回答した人には(全問正解じゃなくても!)、100%植物由来の焼き菓子を提供するB Corp「ovgo Baker」のクッキーがもらえるということもあり、みんな頑張って取り組んでいました。
そして、参加者みんなが一番楽しみにしていたのは、美味しいお料理とお菓子!
上田市内のフレンチレストラン「ラ・ロッシュ」を営む一方で、バリューブックスの倉庫で査定のお仕事もしている大野隆さんが、この日のためにご馳走を用意してくれました。
また、同じく査定スタッフの松本海大さんは、趣味でお菓子づくりをしているとのことで、絶品チーズケーキを提供してくれました。
このケーキも目当てに参加したスタッフが多く、あっという間になくなってしまいました!
さらに、NABOと倉庫のスタッフとしてお仕事している喜多抄さんは、米粉のスコーンを焼いてくれました。
素朴な味わいが本当にくせになるおいしさ。グルテンフリー、卵・乳製品も不使用なので、だれでも安心して食べられるのも素敵です。
運営では、B Corpの価値観を踏まえて、できるだけ「ゴミ」がでないように試行錯誤しました。
参加者がつける名札には、古紙になるはずだった本からできた「本だった紙」を使用。
楽しく個性を出せるように、ちょっとした飾りもつけました。これも実は、古紙回収にまわってしまうはずだった本から、かわいいイラスト部分を切り取ったもの。
できるだけ、「ゴミ」になってしまうはずだったものを活用して、新しい廃棄が生まれないように工夫しました。
また、お料理の取り分けには、各自持参の食器をを使用。タッパーやボトル、カトラリーまで、それぞれで持参し、責任を持って持ち帰ることで、新たな廃棄物が出ないようにしました。
最後に汚れを拭くためにティッシュを使ってしまっては本末転倒。そのまま閉じて持ち帰ることのできるタッパーが大活躍でした。そして、自然と、使い捨てではなく洗えるものを持ってくる人が多かったです。
そのほかにも、参加スタッフが自由に持ち帰ることのできる絵本や児童書などの古本を用意。
夕方からはスタッフの子どもたちも遊びにきてくれて、その場で気になる本を選んでいました。
そして、会場でBGMのように聞こえるラジオとして、即興対談が始まったり……
会場に足を運べないメンバーもオンラインで参加してくれました!
コンテンツ盛りだくさんになった社内交流会。約120人、社員の2/5くらいが参加しました。
この交流会をきっかけに、スタッフ同士の新しいつながりが生まれたり、これまでのつながりも強まったように感じています。
他スタッフの力を借りたいと思ったとき、いつでもすぐにそのつながりを活かせるように。今後もこうした交流の機会を大切にしていきます。
そして私自身も、交流会でお話ししたスタッフと一緒に、社会や環境への良いインパクトをつくりつづけたいと思います!
posted by 水野 里咲
緑に囲まれる生活に惹かれ、神奈川県から長野県へ移住。
好きなものは、お酒と猫。旅行も好きで、東南アジアのラオスには何度も遊びに行っています。
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