音楽x本がテーマのフェス「ミュージションフェス2025」開催!|ブックバス出店します
2024-11-26
2021-05-21
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仕事のない休日に、電気やガスといったライフラインのない野外を訪れ、一夜を明かす。キャンプ、という行為を冷静に俯瞰すると奇妙ですが、そこでしか味わえない時間に引き寄せられてしまうんですよね。木々のさざめきに耳をすまし、暗い夜の闇におびえ、焚火の明かりと暖かさに一息をつく。キャンプで味わう非日常は、僕たちの原初の日常だったのかも知れません。さて、焚火の火はまだ残っていますから、いつもの日常に戻る前にもう1冊、いかがですか?
ご飯を食べる。それは、「何を」もあるけれど、「誰と」を考えるのもとても大切で。心身に優しく染み込む言葉と料理が散りばめられた1冊、そうだ、あの人と読もう(食べよう)。
どいちなつ(サウダージ・ブックス)
八ヶ岳に小さな山小屋を買い、そこで過ごす春夏秋冬を書き記した作家のエッセイ。目の前の自然を起点としながら、思索は時に地球規模へと広がります。森で考える、日常と世界について。
梨木香歩(毎日新聞出版)
「ちっちゃいこは だめ!」と言われながらも、はじめてのキャンプに挑戦するなほちゃん。重たい荷物も持ったし、まきもたくさん拾ったんだから!真夜中のトイレだって、ね。
林明子(福音館出版)
可能な限りコンパクトな装備で、自然の中の生活を実現する「ブッシュクラフト」。落ち葉を使った寝床づくりから竹でご飯を炊く方法まで、濃密な生きる知恵がずしりと詰まっています。
川口拓(誠文堂新光社)
本書は、自然科学とネイティブアメリカンの思想を折り重ねながら、自然と僕たちの関係性を問い直すエッセイ。精緻に描かれる小さな植物たちは、その香りが漂うほどリアルで、美しいのです。
ロビン・ウォール・キマラー(築地書館)
posted by バリューブックス 編集部
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