2026-02-10

映画を観たあとは、本を探しにいこう。「うえだ子どもシネマクラブ」との連携プロジェクトがスタート

 

子どもたちに本を贈ろう

 

私たちバリューブックスは、「ブックギフト」という取り組みを通じて、15年以上にわたり子供たちに本を届けてきました。

地元上田市の保育園や小中学校、老人ホーム、時には被災地にも。

さらにより多くの子供たちへ本を届けたい、そんな想いから、2025年に新たに「うえだ子どもシネマクラブ」への寄贈をスタートしました。

 

学校に行きづらい日は映画館へ

 

 

「うえだ子どもシネマクラブ」は、学校へ行きづらい子どもたちのために映画館を新たな“居場所”として街へひらいています。月 2 回の「上田映劇うえだえいげき」での上映会やワークショップを通して、心を動かす体験や語り合える時間を提供しています。

映画の上映は午前と午後で別々の作品を一本ずつ。こどもたちは無料で、付き添いの大人は1本1000円で鑑賞できます。

 

 

学校や家庭だけでなく、地域の中で、子どもたちがワクワクする体験に出会えること。

世界の不思議にふれ、学ぶことや生きることの楽しさを感じられたら、どんなに素敵だろう。

そんな願いを込めて、上映会や、映画を通じた新しい学びの機会づくり、平日シネマクラブなど、さまざまな場がひらかれています。

 

 

バリューブックスで働くスタッフのなかにも、不登校の子どもを持つ親がいます。地元でのこの取り組みに深く共感し、ブックギフトを通してなにかできないかと考えました。そこで、

映画の体験の先に「本との出会い」が生まれるよう、本を届ける“場”としての連携を企画しました。

 

それは、うえだ子どもシネマクラブの上映日に、「バリューブックスラボ(通称:ラボ)」で本1冊と交換できるブックギフトチケットプレゼントする、というもの。

 

ラボの本棚に並ぶのは、バリューブックスでは買い取れなかった本たち。通常は古紙リサイクルにまわされますが、次の読み手につなげられそうな一部の本は、1冊50円〜のアウトレット価格で販売しています。

映画を上映している「上田映劇うえだえいげき」からラボまでは歩いて5分ほどの距離。映画を見終わったあとは、ここから好きな本を一冊持ち帰ってもらうことにしました。

 

 

本のなかの世界が、自分の居場所になる

 

本があれば、いつでもどこでもその世界に没頭できる。学校や家庭、シネマクラブ以外にも、自分のペースで過ごせる場所をつくることができるはず。

本棚から選んだ本が自分の1冊になる体験、学校に行きづらい日に本とも出会える、バリューブックスにできる支援の形を考えました。

 

 

2025年5がつ。うえだ子どもシネマクラブに、はじめてブックギフトをする日。ブックギフトスタッフがバリューブックスラボの店頭に立ち、チケットを持ってやってくる子どもたちを待っていました。

普段のブックギフトは学校や保育園で子どもたちのもとへ、スタッフが本を届けにいきますが今回はちがいます。。子どもたちが映画終わりに本屋へ来てくれるのか、本は喜んでもらえるのか。チケット制などいつもと違う寄贈のスタイルにスタッフにも緊張が走ります。

「カランカラン」

店の扉が開くとともに、初回一人目の子が来店。たまたまその日が初めてのシネマクラブ利用の親子でした。

その後も、子どもたちがもらったチケットを持って本を選びにやって来ました。

 

 

次の上映時間までじっくり選んだり、立ち読みしたり、チケットと交換した本を座って読み始めたり…

「シネマクラブに来る楽しみが増えた!」と話してくれた子、やお父さんの分のチケットを「これは妹の分でとっておく」と言って帰った子も。

読んでいた本にチケットを栞として挟んで帰った子もいて、半券をそのように使ってもらえたらと作っていたので、嬉しい反応です。

 

 

 

シネマクラブで渡してもらったチケットは、バリューブックスラボの本棚にある好きな本と1冊交換できるので、どんな本があるか、子どもたちが自分でゆっくり選んでいきます。

親御さんも、少しだけゆったり本のページを開いてこの時間を一緒に過ごされていました。

 

 

おかげさまで初回から好評を得たブックギフトは、これまで半年以上にわたって「うえだ子どもシネマクラブ」とコラボしてきました。

うえだ子どもシネマクラブを運営する直井恵さんは、ブックギフトの活動をこう話します。

 

 

「上映会の日の朝、映画館に来る子達が到着するや否や、『バリューのチケットください 』と目を輝かせている姿がとても印象的です。本に夢中すぎて、映画ももっとみてよ〜〜と思う日もありますが(笑)でも、“自分で選ぶ”ということが最高に素敵なことで、喜びが溢れている姿が全て物語っている気がします。

だから、映画も本も『その日なにしようかな?』の選択肢にあるということが、とても贅沢で、こうやって映画以外の文化に触れてもらえる機会を作っていただけたことにとても感謝しています!」

 

今回の取り組みは、これまでの「ブックギフト」で⾏ってきた“本を届ける”活動から ⼀歩いっぽ踏み出し、⼦どもたちが本と出会える“場所”を届ける新たな試みです。本に出会うかたちはひとつではなく、その選択肢が地域の中に少しずつ増えていくことで、読書体験はもっと⾃由で⾝近なものになっていくと私たちは考えています。

毎回楽しみにラボにやってくる子、はじめてラボに来た親子、まだチケットをもらって眠らせている子、いろいろな子の未来につながるチケット。

今後もさまざまな本との出会い⽅を模索しながら、⼦どもたちの読書体験を広げていけるよう取り組んでいきます。

 

 

うえだ⼦どもシネマクラブ

場所  :上田映劇うえだえいげき または トラゥム・ライゼ

開催日 :次回上映会は3月9日(来期のスケジュールは別途ご確認ください)

     平日シネマクラブは水曜日と金曜日

参加方法:ホームページやインスタグラムにあるフォームより登録、上映会予約不要

配布物 :「ブックギフトチケット」1人につき1枚

※上映スケジュールは「うえだ⼦どもシネマクラブ」インスタグラムでご確認ください。 

 

「うえだ子どもシネマクラブ」インスタグラム

https://www.instagram.com/ueda_k_cinema/

「うえだ⼦どもシネマクラブ」HP

https://uedakodomocinema.localinfo.jp/

「バリューブックス ラボ」インスタグラム

https://www.instagram.com/valuebooks_lab/?hl=ja

 

posted by 三井 美千穂

上田市出身、2017年に入社しました。総務や社内報を担当しています。趣味は読書とダンス。ちょっとした懸賞応募も楽しみのひとつです。

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