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2024-05-29

本屋で働くわたしたち vol.2 【 バリューブックスのスタッフ紹介】

 

現在バリューブックスでは、高校生から60代までの約300人のスタッフが働いています。

フルタイムスタッフだけでなく、子育てをしながらやWワークなど働きかたもさまざま。

多くのスタッフは、全国から届いた本の査定や、オンライン注文商品の発送などを行うロジスティックス部に所属していますが、ほかにも、システム部や、総務経理部、マーケティング部、カスタマースタッフ、寄付事業や実店舗運営にたずさわるスタッフなど、あらゆるシーンで会社をささえる人がいます。

「本屋」としていくつもの顔をもっているバリューブックスですが、一体どんな人が働いているのか。

その仕事内容や、スタッフの人となりが伝わる「お気に入りの本」をご紹介します。

 

本屋の裏側をのぞくような気持ちでお楽しみください。

 

 

第2回は、子育て世代のスタッフで一番長く在籍され、バリューブックスの成長を共に歩んできた武井さん。

バリューブックスの歴史を知りたい人は武井さんへ、というほど過去も現在も、社内のことについて詳しい人物。

本の査定や出品などの現場を経験後、現在は総務部を取りまとめ、スタッフが働く環境に常に寄り添い、労務関係のサポートをしています。

 

──自己紹介をお願いします。

 

武井です。

長野県上田市出身入社16年目。映画を見るのが好きです。

20代の頃は工作機械や住設機器などの卸の専門商社で働いていました。

子育てが一段落するところなので、自分磨きに時間をかけたいなと思っているところです。

 

──バリューブックスに入社した経緯を教えてください。

 

上の子が4歳くらい、下の子が2歳になるかどうかの時期に自分も仕事をしなくてはいけない状況になり、求人情報誌に掲載されていたバリューブックスに応募しました。

当時は平均年齢が26歳と記載されていて、30歳過ぎの自分が働いていいのかなという不安もありましたが、思い切って電話したことを覚えています。

(※ちなみに2024年現在のスタッフ平均年齢は39歳でした!)

 

──バリューブックスではどんなお仕事をしていますか?

 

総務部で働いています。

勤怠管理、給与計算、各種保険手続き、年末調整など。

スタッフのみなさんが働く上で必要な管理や手続きを主に担っています。

──バリューブックスで働くおもしろさややりがいは、どんなところに感じますか?

 

本好きじゃなくても働けるところですかね。私もこの会社に入ってから本を読むようになりました。

また、環境や考え方、年齢もさまざまな人が働いていておもしろいです。

こういう考え方するんだなとか、そういう視点を持ってるんだとか、刺激になります。

自分が働く部署以外の職種でも、望めば挑戦できる環境があり、私自身もこの15年ほどでいろんな仕事を経験させてもらいました。

今の部署でも日々勉強させてもらっています。

 

──どんなジャンルの本をよく読みますか?

 

文芸、コミック、雑誌、文庫

 

──普段、どんな時に本を読みますか?

 

朝15分〜20分ぐらい時間を作って毎日読んでいます。あとはお昼休憩に時々読んでいます。

 

──最後に、お気に入りの本を教えてください。

 

 

①最近これ読みました

 

希望の糸

東野圭吾  著 / 講談社 / 2019年7月15日発行

 

最近3回目を読みました!

好きな加賀恭一郎シリーズではあるんですが、本作は加賀のいとこで同じ警察官の松宮(加賀と同じ職業)にフォーカスした作品となっています。親子とは、血のつながりとは…がテーマの作品。1回目読んですぐに2回目を読むほど引き込まれました。数年たって最近3回目を読みましたが、やっぱりいい作品。映像化を期待。

 

 

孤狼の血(シリーズ)

柚月裕子 著 / KADOKAWA / 2015年8月29日発行

 

ヤクザと警察の対峙、癒着、違法捜査etc が描かれており読み応えのある作品。

極道の実態は良く知らないけれど、女性作家がそこまで書くんだ!という感心と感嘆。広島の架空の町が舞台とはなっているが、昭和の時代に実際に同じようなことが起こっていたのではないかと思わせるストーリー。

警官だけどいわゆる堅物の人物像ではなくアウトローな印象の大上。その大上に翻弄されながらも、いずれ同じような道を進んでいく日岡。

この師弟関係とまではいかないまでも、見えない何かで太く強くつながっているような絆。

極道は極道のルールがあり、そのルールの中で一本筋が通った生き方をしている世界観。

とにかく、胸が熱くなること必至です!

こちらは映像化されているので、そちらもぜひ観て欲しいです!

 

②なんだか気になる積読本 

 

風に立つ』 

柚月裕子 著 / 中央公論新社 / 2024年1月10日発行

 

お気に入りの作家さんのひとり、柚月裕子さんの盤上の向日葵上下巻を読んでいるところなので、これを読み終えたら最新刊の『風に立つ』を読みたいと思っています。

 

③やっぱり手放せない本 

 

ハイキュー!!全45巻

古舘春一 著 / 集英社 / 2012年6月4日 発行

 

今まで購入した本は今のところ全て手放せないです。読み返したい時もあるので。

その中でもあげるとするなら、悩みに悩んで・・・『ハイキュー!!』ですかね。

写真を撮るということで1巻と、大好きなセリフがある8巻を持ってきました。

『ハイキュー!!』との出会いは、以前仕事中にDVDを手にしたことがきっかけです。

当時も連載していたことは知っていましたが、アニメがとてもおもしろくて!

その後、全45巻揃えました。登場人物もプレー然りみんなかっこいいんです!

烏野高校の監督である先生の言葉はとくに胸に刺さり、感動せざるを得ません。

2024年2月16日から満を持して『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』が公開されましたが、その後に続く第2弾映画も今から楽しみです。

 

posted by バリューブックス 編集部

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