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2020-11-18

やっぱり相性がいいんだよね、「本と珈琲」

 

珈琲をおいしく淹れるには?にはじまって、珈琲の人、喫茶店、珈琲をテーマにした文学、など珈琲にまつわる本って思わず手に取ってみたくなる本が多いですよねー。

珈琲片手に読みたくなる、珈琲がもっと好きになる「珈琲本」をセレクトしました。

 

 

コーヒーの絵本

庄野 雄治(著/文)平澤 まりこ(イラスト)

 

コーヒーの絵本

全国に多くのファンを持つ人気焙煎所・アアルトコーヒーの庄野雄治さんが、コーヒーの基本から淹れ方まで、お話仕立てで楽しくわかりやすく教えます。イラストレーター・平澤まりこさんのかわいらしくほのぼのとした絵とともにコーヒーのお話が展開するので、美味しいコーヒーの淹れ方が本当によーくわかります。「家でコーヒーをいれてみたいけど面倒そう」という方にこそおすすめの1冊。この絵本があれば、おうちのコーヒーがグッと美味しくなりますよ。

 

 

コーヒーは楽しい!
絵で読むコーヒー教本

セバスチャン・ラシヌー チュング・レング・トラン 河清美

 

コーヒーは楽しい! 絵で読むコーヒー教本

フランスでベストセラーのコーヒーの教科書、待望の邦訳。コーヒーのいれ方、コーヒーの種類、豆の分類、産地等これ一冊でコーヒーの基本が全てわかる実用書。イラストで分かりやすく、コーヒーの知識を伝えます。初心者はもちろん、コーヒー愛好家にとっても新鮮な、深くて濃い情報が満載です。

 

 

珈琲屋

大坊 勝次(著/文)森光 宗男(著/文)

 

珈琲屋

「焙煎とネルドリップの名人」「コーヒー」を究めたふたりの珠玉の対談集。東京・表参道の『大坊珈琲店』と福岡・赤坂の『珈琲美美』――国内外で尊敬を集める、同い年で親友のふたり。この東西両雄の対談を「再現」する。豆をどう扱うか。この一杯を淹れる意味は。店には何が必要か?
美術、音楽、訪れるお客さんたち、そして、「生きる」とは。珈琲という共通語でつながるすべての人に贈る。

 

 

コーヒーの人 : 仕事と人生

大坊勝次 田中勝幸 國友栄一 濱田大介 松島大介 加藤健宏 numabooks

 

コーヒーの人 : 仕事と人生

東京のコーヒーシーンを代表するプロフェッショナルたちの、これまでの仕事と人生をそれぞれのストーリーで読み解く1冊。彼らへのインタビューを通し、コーヒーの向こうにある「価値」への眼差しを呼び起こす。田中勝幸―Bear Pond Espresso、松島大介+加藤健宏―Paddlers Coffee、大坊勝次―大坊珈琲店など。

 

 

コーヒー語辞典

山本 加奈子(著/文)村澤 智之(監修)

 

コーヒー語辞典

世界のコーヒーや歴史、淹れ方、道具などコーヒーにまつわる様々な言葉を辞典形式にまとめ、イラストと独自の視点でご紹介します。エスプレッソ、ドリップ、缶コーヒー、古きよき喫茶店、シアトル系チェーン店、家でじっくり、ときにはアウトドアシーンでも。コーヒーは私たちの生活に様々な形でそっと寄り添ってくれています。味にとことんこだわるもよし、香りや雰囲気に酔うもよし、リラックスして好みのスタイルを見つけてください。綴じ込みではポートランドのおもしろコーヒーショップもご紹介しています。辞典の見方コーヒー語辞典(あ~ん)コーヒーの歴史コーヒーの栽培生産処理から流通ナチュラル製法ウォッシュト製法豆についてコーヒーの生産地コーヒーの入れ方コーヒーの道具コーヒーの飲み方消費国

 

 

コーヒーと日本人の文化誌

メリー・ホワイト(著/文)有泉 芙美代(翻訳)

 

コーヒーと日本人の文化誌

アメリカの人類学者が長年の探求を経て独自の視点で描く、日本のコーヒーとカフェの文化誌。世界最高のクオリティーと賞賛される日本のコーヒーがどのように生み出されてきたのか、その理由を歴史・社会・経済など多角度から読み解く。明治時代のカフェ黎明期から戦後大衆化した喫茶店の歴史だけでなく、手仕事にこだわる職人やカフェ客への取材、現地フィールドワーク通して、現代都市風俗まで活写した、かつてないコーヒー文化論。

 

 

珈琲の世界史

旦部 幸博(著/文)

 

珈琲の世界史

カップ一杯のコーヒーの中には、芳醇なロマンに満ちた「物語」の数々が溶け込んでいます。その液体を口にするとき、私たちはその中の「物語」も同時に味わっているのです。コーヒーの歴史を知ることは、その「物語」を読み解くことに他なりません。歴史のロマンを玩味するにせよ、知識欲の渇きを潤すにせよ、深く知れば知るほどに、その味わいもまた深まるというもの。一杯のコーヒーに潜んだその歴史を、一緒に辿ってみましょう。

 

 

コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか

旦部幸博

 

コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか

今では、我々の生活に欠かすことのできない嗜好品となったコーヒー。その独特の香味はどのように生まれるのだろうか。自家焙煎店で培われた職人の技術と知恵を科学の視点で徹底分析。味をコントロールし、自分好みのコーヒーを淹れる秘訣が見えてくる。科学論文に基づく知見を踏まえて、コーヒーのさまざまな謎に迫る!

 

 

好きよ、喫茶店

菊池亜希子(著/文)

 

好きよ、喫茶店

雑誌『&Premium』の大人気連載が、撮り下ろし写真と、書き下ろしコラムを加えて、ついに単行本化!喫茶店内の様子や店主とのやりとりを、菊池亜希子のイラストとエッセイで紹介。喫茶店を愉しむ菊池亜希子の写真も多数掲載。喫茶店ガイドとしても、そして、デザインも可愛い、ビジュアルブックとしても、楽しめる一冊に!

 

 

47都道府県の純喫茶

山之内 遼(著/文)

 

47都道府県の純喫茶

あなたには 想い出の喫茶店はありますか―7年の時を経て、新装オールカラーで復刊店の片隅で飲んだ、一杯の珈琲。気さくに話しかけてくるマスター。いつも同じ席に腰掛けて、新聞をひろげる常連客。懐かしく、そして、変わらない風景がある。47都道府県の歴史あり、物語ありの純喫茶110店を、文章と写真で永久保存した本書は、2013年、著者の山之内遼さんが魂を込めて書き下ろした一冊です。激変する世界の中で、変化しつつも変わらぬ場所を提供し続ける純喫茶ですが、その場所は永遠ではありません。2013年の製作中にも、何軒かのお店がその長い歴史に幕を下ろしました。本書はそういった閉店したお店も「110軒の記録と記憶」という副題にある通り、そのまま掲載しております。

 

 

純喫茶の空間 こだわりのインテリアたち

難波里奈

 

純喫茶の空間 こだわりのインテリアたち

琥珀色にそまった壁、職人技が光る天井、一枚板のカウンター、個性豊かな照明、ゆったりとしたソファ…昭和の面影を色濃く残し、居心地のよい空間で人々を惹きつけてやまない純喫茶。そこにはお店の方々の細やかなこだわりや洗練されたセンスが詰めこまれています。本書では全国1700軒以上の純喫茶を訪れる難波里奈が都内の純喫茶34軒を厳選、空間に馴染むインテリアやこだわりの内装にスポットを当てて記録・紹介します。創業の経緯や、長い時間をかけて作り出されたお店の雰囲気、著者おすすめのメニューなども綴られた、眺めて楽しい純喫茶案内。

 

 

純喫茶とあまいもの

難波 里奈(著/文)

 

純喫茶とあまいもの

日本全国1700軒以上の純喫茶に通い詰めた著者の難波里奈さんが、都内近郊の純喫茶30店舗を訪問。パフェ、プリン・ア・ラ・モード、ホットケーキ、フルーツサンド、ケーキ、クリームソーダなど、甘いメニューの歴史や秘密を掘り下げています。手作り、創業当時と変わらない製法、厳選した食材といった味へこだわりのほか、食器、盛りつけ方、色合いなど見た目で楽しめるメニューばかり。食材についてや作り方など、初めて公表した情報もあります。さらに店内の貴重な美術品、職人技が光るテーブルや椅子、照明といった、お店の佇まいに関する秘話や、店主の経歴や純喫茶にかける思いも綴りました。創業当時の建物やメニュー表といった、貴重な記録も特別公開。甘いメニューとお店の歴史がつまった一冊となっています。

 

 

TOKYO ARTRIP 喫茶店 COFFEE SHOPS

美術出版社書籍編集部(編集)

 

TOKYO ARTRIP 喫茶店 COFFEE SHOPS

【日英バイリンガル】アート&デザインラバーのための東京ガイド、人気書籍シリーズ、第6弾。日本の喫茶店文化をさまざまな切り口で紹介する

 

 

ブックカフェものがたり 本とコーヒーのある店づくり

矢部智子

 

ブックカフェものがたり 本とコーヒーのある店づくり

1冊の本と1杯のコーヒー。その2つがある、贅沢な時間を過ごすことができる場所「ブックカフェ」。東京・大阪・京都のブックカフェ・オーナーへのインタビューを中心に、開業や経営法、ブックカフェリストを収録。

 

 

ジャズ喫茶が僕を歩かせる

シュート・アロー(著)

 

ジャズ喫茶が僕を歩かせる

ジャズ喫茶は昭和の遺産、と思っていませんか? 日本全国、今でも新規オープンしているんです! ジャズ喫茶さえあればどこにでも駆けつけるサラリーマン、 シュート・アローが、新旧いろいろなタイプのジャズ喫茶を とことん味わう人気シリーズ! 解説: 林家正蔵

 

 

北欧とコーヒー

萩原 健太郎(著)

 

北欧とコーヒー

北欧と日本のカフェ案内、ムーミンと映画から知る北欧とコーヒー、ヴィンテージカップ&ソーサー80選…コーヒーでめぐるフィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークへの旅。一杯のコーヒーから見えてくる北欧のライフスタイル。

 

 

コーヒーゼリーの時間

木村 衣有子(著)

 

コーヒーゼリーの時間

本邦初!!コーヒーゼリーブック登場!関東・関西の厳選店を一挙紹介。関連コラム、豆知識も充実。

 

 

こぽこぽ、珈琲

泉 麻人(著/文)草森 紳一(著/文)寺田 寅彦(著/文)

 

こぽこぽ、珈琲

ゆったり、ほっと、リフレツシュ…珈琲を飲む贅沢。植草甚一、村上春樹、常盤新平、寺田寅彦ほかによる、31篇の珈琲エッセイ。珈琲とともに特別な時間が流れていきます。コーヒー談義(野呂邦暢)、一杯だけのコーヒーから(片岡義男)、コーヒー哲学序説(寺田寅彦)、一杯のコーヒーから(向田邦子)、コーヒー(佐野洋子)他

 

 

コーヒーと小説

庄野 雄治(編集)

 

コーヒーと小説

近代小説に造詣の深い、『コーヒーの絵本』の著者で徳島の人気焙煎所アアルトコーヒー庄野雄治が、コーヒーによくあう“すこぶる”面白い短編小説10編を厳選しました。現代に生きる私たちにこそ響く、至極面白く、とても読みやすい10編です。コーヒーを飲みながらお楽しみください。カバー写真には、小説に登場する魅力的な女性たちの象徴として、人気シンガーソングライター・安藤裕子さんを起用!「コーヒー屋のくせにではなく、コーヒー屋だから作れた、ちょうどいい短編集」小説は読まなければならないものではない。そこがコーヒーとよく似ている。どちらも、あってもなくてもいいけれど、あれば生活が豊かになる。だから、小説とコーヒーはよくあうのだ。

 

 

コーヒーと随筆

庄野 雄治(編集)

 

コーヒーと随筆

近代文学に造詣の深い、『コーヒーの絵本』の著者で徳島の人気焙煎所アアルトコーヒー庄野雄治が、コーヒーを飲みながら読んで欲しい随筆を厳選しました。大好評を博した『コーヒーと小説』の姉妹書、2冊続けて読むと何倍も楽しめる内容です。前作に続きカバー写真には、作品に登場する魅力的な女性の象徴として人気シンガーソングライター・安藤裕子さんを起用!現代に生きる私たちにこそ響く、至極面白く読みやすい随筆20編です。コーヒーを飲みながらお楽しみください。

 

 

作家の珈琲

坪内 祐三(著/文)久世 朋子(著/文)高田 漣(著/文)コロナ・ブックス編集部(編集)

 

作家の珈琲

作家と珈琲の深い関係は愛すべきエピソードが満載。三島由紀夫、井上ひさし、鴨井羊子、古今亭志ん朝、茨木のり子ほか多数掲載。

 

 

コーヒーと恋愛

獅子 文六(著/文)

 

コーヒーと恋愛

まだテレビが新しかった頃、お茶の間の人気女優 坂井モエ子43歳はコーヒーを淹れさせればピカイチ。そのコーヒーが縁で演劇に情熱を注ぐベンちゃんと仲睦まじい生活が続くはずが、突然“生活革命”を宣言し若い女優の元へ去ってしまう。悲嘆に暮れるモエ子はコーヒー愛好家の友人に相談…ドタバタ劇が始まる。人間味溢れる人々が織りなす軽妙な恋愛ユーモア小説。

 

 

豆大福と珈琲 朝日文庫 

片岡義男

 

豆大福と珈琲 朝日文庫 

片岡義男には、珈琲がよく似合う。たしかな文体とスタイリッシュな世界観。あらゆる小説的企みにみちた「珈琲」をめぐる5つの物語。息子を連れて地元にひとり戻ってきた幼なじみと、「結婚」をしないまま新しい「家族」のかたちを探っていく表題作をはじめ、珈琲を題材に作家が「小説」を書き上げるまでの思考の軌跡をとらえた「深煎りでコロンビアを200グラム」、小田急線沿線を舞台に過去と現在を往還しながら3人の女性との微妙な関係性を描く「鯛焼きの出前いたします」ほかを収録。文庫化に際して、巻末エッセイ「珈琲に呼ばれる人」を書き下ろし。

 

 

月とコーヒー

吉田篤弘(著/文)

 

月とコーヒー

これは、忘れられたものと、世の中の隅の方にいる人たちのお話。喫茶店〈ゴーゴリ〉の甘くないケーキ。世界の果てのコインランドリーに通うトカゲ男。映写技師にサンドイッチを届ける夜の配達人。トランプから抜け出してきたジョーカー。赤い林檎に囲まれて青いインクをつくる青年。三人の年老いた泥棒。空から落ちてきた天使。終わりの風景が見える眼鏡──。人気作家が腕によりをかけて紡いだ、とっておきの24篇。

 

 

誰もいない場所を探している

庄野 雄治(著/文)大塚 いちお(イラスト)

 

誰もいない場所を探している

コーヒー業界が冬の時代に、何の経験もないまま徳島でコーヒー屋を始めたアアルトコーヒー・庄野雄治。夢も希望もなかった男が、楽しく幸せに暮らしていくために実践した、37のアイデアを紹介する。

 

 

銀座アルプス 角川ソフィア文庫

寺田寅彦

 

銀座アルプス 角川ソフィア文庫

「宗教は往々人を酩酊させ官能と理性を麻痺させる点で酒に似ている。そうして、珈琲の効果は官能を鋭敏にし洞察と認識を透明にする点でいくらか哲学に似ている」(「珈琲哲学序説」)。近代文学史に輝く科学随筆の名手による短文の傑作選。写生文を始めた頃から昭和8年まで、寅彦の鳥瞰図ともいうべき作品を収録する。表題作および「電車と風呂」「鼠と猫」「石油ランプ」「流言蜚語」「病院風景」等30篇。

 

 

コーヒー一杯のジャズ 新装版 植草甚一スクラップ・ブック 23

植草甚一

 

コーヒー一杯のジャズ 新装版 植草甚一スクラップ・ブック 23

J・J氏大全集、完全復刊。ジャズや映画のあとは、一杯のコーヒーがおいしい。本書には、コーヒーとモダン・ジャズ、モダン・ジャズと映画などお得意のお楽しみエッセーを収録。高平哲郎氏による解説も掲載。

 

 

珈琲時間

豊田 徹也(著/文)

 

珈琲時間

人類を魅了し続けてきた飲み物、コーヒーにまつわる様々なストーリー17話。Ja panExpo第3回ACBDアジア賞輝き、アングレーム国際バンドデシネフェ スティバル2009年公式セレクション出品作品の『アンダーカレント』作者の豊田徹也が贈る、人間ドラマありコメディーありSFありハードボイルドありの短編集です。チェロ弾きの女性が出会った、怪しいイタリア人(?)。映画監督を名のり、コー ヒーをたかる彼の振る舞いはいかにもうさんくさいが……?

 

 

コーヒーもう一杯 1 ビームコミックス 

山川直人

 

コーヒーもう一杯 1 ビームコミックス 

コーヒーをめぐる物語を描いた短篇集。コーヒー好きはもちろん、喫茶店文化が好きな方にもおすすめしたい喫茶店の香りがする漫画です。山川直人さんはその後もコーヒーと喫茶店にまつわる漫画を描き続けています。

posted by 飯田 光平

株式会社バリューブックス所属。編集者。神奈川県藤沢市生まれ。書店員をしたり、本のある空間をつくったり、本を編集したりしてきました。

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