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2020-11-04

本屋未満で 「紙のさわりごこち、めくりごこち」展を開催します!(トークイベントも!)

「紙のさわりごこち、めくりごこち」展

 

11/12(木)〜11/30(月)の期間中、バリューブックスの実店舗「本屋未満」にて、「紙のさわりごこち、めくりごこち」展を開催します!

 

「紙のさわりごこち、めくりごこち」展は、松本市に拠点を構える印刷会社、藤原印刷さんの協力を得ての開催。

塩尻市立図書館で開催されていた本イベント、大好評につき、本屋未満でも開催することとなりました!

展示では、6種類の紙を使用した『吾輩は猫である』を6冊ご用意。紙によって本の触り心地、重さ、読書体験がどのように変わるのか、直接体験いただけます。

 

 

以下、藤原印刷さんからのメッセージ。

日本には世界が羨ましがるほど沢山の種類の紙があります。日本人が持つ繊細さが数多くの紙を生み出してきました。読書が感覚を伴う行為であるならば、その感覚は紙の違いで変化するのではないでしょうか。いつもは1作品につき1つのパターンしか存在しない本の紙ですが、今回の展示では夏目漱石の名作『吾輩は猫である』を、特徴に分けた6種類の紙で制作してみました。厚みも重みも色も違う本を読み比べ、あなたのお気に入りを探してみてください。きっとそこにはいつもと違う読書体験があるはずです。

 

「紙のさわりごこち、めくりごこち」展は、本屋未満にご来場いただいた方、どなたでも無料で楽しめるイベントですので、ぜひお気軽にいらしてくださいね。

 

そしてそして!

展示だけではもったいない、という気持ちから、11/23(月・祝)にはトークイベントも開催します!

 

「紙と本に、相性ってあるの?」 藤原隆充(藤原印刷 取締役) × 内沼晋太郎( NUMABOOKS 代表)

 

 

藤原印刷の取締役を務める藤原隆充さんと、NUMABOOKS代表でありバリューブックスの社外取締役でもある内沼晋太郎とのトークショーを開催!「紙と本に、相性ってあるの?」と題して、紙によって「本を読む」という行為の奥行きがどう変わっていくのか、浮き彫りにしていきます。

本を手に持ち、指でページをめくる。その何気ない動作の中には、紙という裏方が大きな仕事を果たしています。

本に命を宿す印刷会社が、どのように考えを巡らし、どのように紙を選んでいるのか。私たちが慣れ親しんだ「読書」の裏側に迫る本イベント。本好きの方、必見のトークイベントです!

参加費は無料、ワンドリンクオーダー制です。予約制となりますので、下記の Peatix からお申し込みくださいませ。

 

藤原隆充(藤原印刷 取締役)

創業65年の書籍をメインとする印刷会社の三代目。企画の段階から造本における仕様の提案を得意とし、本づくりそのものをバックアップする。インディペンデント系、ZINE、リトルプレスに強み。2018年、「印刷屋の本屋」をコンセプトにPTBSをスタート。2020年、セルフパブリッシングと書店をつなぐメルマガサービス開始。納品で終わらない印刷屋を目指している。

 

内沼晋太郎( NUMABOOKS 代表)

1980年生まれ。NUMABOOKS代表、ブック・コーディネーター。新刊書店「本屋B&B」共同経営者、株式会社バリューブックス社外取締役、「八戸ブックセンター」ディレクター、「日記屋 月日」店主として、本にかかわる様々な仕事に従事。また、下北沢のまちづくり会社である株式会社散歩社の取締役もつとめる。著書に『これからの本屋読本』(NHK出版)などがある。現在、東京・下北沢と長野・上田の二拠点生活。

 


日程:
11/23(月・祝) 19:00 〜 20:30

場所:
本屋未満(旧NABO)
長野県上田市中央 2 – 14 – 31
0268-75-8935

料金:
無料(ワンドリンクオーダー制)

予約:
下記の Peatix から、もしくは、直接本屋未満までお問い合わせください。
https://peatix.com/event/1700763/view


 

posted by 飯田 光平

株式会社バリューブックス所属。編集者。神奈川県藤沢市生まれ。書店員をしたり、本のある空間をつくったり、本を編集したりしてきました。

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