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本に触れる。
その小さなきっかけを届ける
ウェブマガジン。

2020-04-19

「本屋が本を届けながら考えていること」 ━━ バリューブックスの自己紹介

 

こんにちは、古本屋のバリューブックスと申します。今回は、私たちバリューブックスという会社について、その生い立ちをかんたんにお話ししますね。

 

うまく働くことができない。手さぐりから始まったバリューブックス

 

 

バリューブックスは、代表である大樹さんが大学卒業後に自分の読み終わった本をインターネットで販売したのが創業のきっかけでした。うまく働くことができず、引きこもりに近い生活の中で生まれた仕事の種。友人たちと一緒に取り組むうちに規模は広がり、気がつけば長野県上田市を拠点に400名以上のスタッフと働くまでになりました。

その多くは、今回お客様にお送りした商品の点検や、発送業務を担う倉庫スタッフ。高校生、主婦、ダブルワークの人など、多種多様なメンバーでバリューブックスは形づくられています。

いま、全国からバリューブックスに届く本は、毎日約2万冊。それらをまた、全国の次の読み手へと販売し、繋げています。毎日、たくさんの本がぐるんぐるんと倉庫の中を駆け巡っています。

 

インターネットから、リアルな場所へ

 

インターネットを通じて本を循環させる。それが私たちのメインの仕事ですが、リアルな場での活動も行なっています。送っていただいた本があるから、僕たちはこんなことができています。

 

たくさんの本と珈琲を味わうブックカフェ

 

 

地元、上田市に展開するブックカフェ「NABO」。店名は、デンマーク語で「隣人」を意味する言葉です。

バリューブックスの在庫を活かしたたくさんの本も特徴的ですが、毎日さまざまなイベントを行っていたのもNABOならでは。本にまつわるイベントはもちろん、地元の方が開く編み物教室や、移住者の人たちが集うイベントなど、隣人たちの力を借りながらお店を続けてきました。

そんなNABOは2019年に一度幕を下ろし、5年の間につちかった日々を糧としながら、新たな本屋としてのスタートを計画中です。早くまた、みなさんがぶらりと立ち寄れる場所をつくれるよう頑張っていますので、もう少々お待ちくださいね。

 

必要とする人たちに本を贈る、ブックギフト

 

 

ブックギフトは、本の寄贈プロジェクトです。病院、老人ホーム、学校といった諸施設に本をお届けしています。ここで活用されるのが、バリューブックスが買い取れなかった本たち。

買い取れなかったと言っても、それは古かったり、汚かったりということよりも、世の中に溢れてしまっているから、という理由が多いんです。インターネットで値段がつきにくい、かつてのベストセラーや絵本も、差し出す場所を変えれば届くはず。そんな思いで、ブックギフトは始まりました。

今は、スタッフの家族が通う幼稚園や病院など、身近なお付き合いが出発点となることの多いプロジェクトです。

 

全国津々浦々、本を載せたブックバスは走ります

 

 

中古のバスを改修して、日本全国に本を届ける移動式書店をつくろう!

そんな思いから、ブックバスは生まれました。もともと、図書館で活躍していた移動式のバス。中古車として売り出されていたのを見つけた私たちは、それを購入し、移動式本屋にするためのクラウドファンディングを始めました。

たくさんの声援をいただきながら、自分たちの手で根気よく外装を塗り直し、ついに完成!内装は、諏訪に位置する「ReBuilding Center JAPAN」が手がけたもの。古材があしらわれた、居心地のよい車内になりました。

ブックバスは、書店のない地域に向かったり、本のマーケットイベントに出店したり、ブックギフトで子供たちの前に登場したりと、日々あちらこちらを奔走しています。もしかしたら、次はあなたのお住まいまでお邪魔するかも知れませんね。

 

本を捨てないために、できること

 

 

バリューブックスに届く、毎日2万冊の本。実は、そのうちの半分を私たちは買い取ることができていません。インターネット上で値段がつかない。それは、需要と供給の関係によるところが大きく、その本が持つ面白さや価値とは関係のない理由で古紙にまわってしまうことがあるんです。

差し出す場所、方法を変えれば、まだまだ多くの読者に届く余地があるはず。なるべく多くの本を、言葉をまとった「本」という形のままで次の読み手につなげたい。

そんな思いから、「捨てたくない本」プロジェクトは始まりました。

古紙にまわるはずだった本を「Valuebooks Lab」で販売したり、想いに賛同してくれた無印良品さんと一緒に店舗に並べたり、様々な方法や仕組みを模索しています。

 

自分たちなりの姿勢で、本と向き合いながら

 

 

私たちにとって本は、仕事を支える商材です。ただ、そこを出発点にしながら、様々な場所で本の可能性を広げていきたいとも思っています。

使いやすいサービスを目指しながらも、お客様の思いを受け取り、自分たちの言葉も伝えながら、1冊1冊本を循環させていきたい。長い自己紹介となりましたが、バリューブックスは、こんな会社です。

 

もうちょっと知りたいな、と思ってくださった方は、上記メニューにある「読みもの」を開いてみてくださいね。私たちの活動だけでなく、本にまつわる読みものなど、いろいろな記事をお届けしています。

 

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posted by バリューブックス 編集部

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