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本に触れる。
その小さなきっかけを届ける
ウェブマガジン。

2019-12-05

「捨てたくない本」プロジェクトをまとめました!

古本の買取を行うバリューブックスには、毎日約2万冊の本が届きます。

そのうちの半分は、インターネットでの販売を通じて次の読み手に届くのですが、残りの半分の1万冊は、古紙回収にまわってしまっています。

 

なるべく本を本として活かしたい。

そんな思いで活動していたプロジェクトをまとめたページ、「捨てたくない本」を公開いたしました!

 

捨てたくない本

 

インターネットの販売につながらない。それは、あくまでもマーケットの需要と供給に大きな影響を受けた結果に過ぎず、なかには価値ある本も多く混ざっています。

そうした本を活かすために行なっているプロジェクトを公開していますので、ご覧いただければ幸いです。

 

そして、つい先日より、この「捨てたくない本」プロジェクトに賛同した無印良品の協力も得られることになりました!

古典文学、アートブック、エッセイや旅行記など、無印良品が選んだ様々なジャンルのいい本たちを古紙回収からレスキューし、店舗で販売いたします。

現在、下記の2店舗で実施中。取り扱い店舗は、順次拡大していく予定です。

 

無印良品京都山科
https://shop.muji.com/jp/kyoto-yamasina/

無印良品シエスタハコダテ
https://www.muji.com/jp/flagship/share-star-hakodate/

 

下記のページからは、実際の店舗の様子をご覧いただけます。

 

【京都山科】次の読み手へ届けたい|捨てたくない本プロジェクト

 

 

 

実施店舗のひとつである無印良品シエスタハコダテでは、無印良品とバリューブックスによるトークショーも開催。雪がちらつく函館で、「捨てたくない本」プロジェクトの経緯やこれからの展望についてお話してきました。

 

とはいえ、です。「捨てたくない本」でレスキューしている本は、古紙回収にまわるもののほんの一部です。

わずかな歩みではあるけれど、無印良品のように賛同してくださる方々の力も借りながら、一歩ずつ活動を広げていきます。

新しい動きが始まるたびに、こうしてご報告していければと思います。
「捨てたくない本」プロジェクト、どうぞ楽しみに続報をお待ちください!

 

捨てたくない本

 

posted by 飯田 光平

株式会社バリューブックス所属。編集者。神奈川県藤沢市生まれ。書店員をしたり、本のある空間をつくったり、本を編集したりしてきました。

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