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2019-12-10

抱きしめたいえほん「冬の贈りもの」

 

約400人のスタッフを抱えるバリューブックスには、子どもを持つメンバーも多く働いています。

「抱きしめたいえほん」は、お父さん・お母さんスタッフが、子育ての悩みや感動に触れながらお届けするえほんのお便りです。

 

今回のテーマは、「冬の贈りもの」

 

イベントが目白押しの冬、子どもに贈りたい3冊のえほんを紹介します。ストーブをつけて、あたたかいシチューを食べて、毛布にくるまったら、親子で仲良くページをめくってみてください

(バリューブックススタッフ ・伊藤さん)

 

 

 

寝静まった街を歩くのは

 

 

みんなが眠る頃、ゆきだるまたちの楽しい時間ははじまります。雪合戦、スケート、野球。夜の間にさんざん遊んだ彼らの体はどろりと不恰好。朝になったら溶けてしまうゆきだるまの秘密を、夢のあるストーリーとともに描いた1冊です。はじめて娘と一緒にゆきだるまを作ったあの時、変わり果てた白い友達を前に寂しそうにする彼女に、このお話を贈りたかったなと、少し大きくなった娘に読みきかせながら思います。

 

『ゆきだるまは よるがすき!』

キャリン・ビーナー(著)、ーク・ビーナー(絵)、せな あいこ(訳)評論社 (2005/12/1)

 

 

色あざやかな雪景色

 

 

若手えほん作家のきくちちきさんが描くのは、ピンクや、黄色、緑といった色とりどりの美しい雪景色。淡くやわらかなタッチは子どもにとっては新鮮なようで、初めての景色を眺めるように、短いセリフを声に出しながら、ゆっくりページをめくります。

 

『ゆき』

きくちちき (著)ほるぷ出版 (2015/11/20)

 

 

手紙はえほんを飛び出して

 

子どもたちからの手紙をもとに、サンタさんが小さな動物たちとプレゼントを準備します。お買い物のメモや秘密の地図、そして手紙。実際に封筒から取り出して読める仕掛けに、つい胸が踊ります。わくわくしながら最後の1ページまで親子で楽しめる1冊です。

『サンタさんのてがみ』

ジョセフィン コリンズ  (著)、 ゲイル イェリル (絵)、ゆりよう子 (訳)ひさかたチャイルド (2010/10/1)

 

posted by 北村 有沙

石川県生まれ。上京後、雑誌の編集者として働く。取材をきっかけにバリューブックスに興味を持ち、気づけば上田へ。旅、食、暮らしにまつわるあれこれを考えるのが好きです。趣味はお酒とラジオ。

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