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2024-11-19

本屋で働くわたしたち vol.9 【 バリューブックスのスタッフ紹介】

 

現在バリューブックスでは、高校生から60代までの約300人のスタッフが働いています。フルタイムスタッフだけでなく、子育てをしながらやWワークなど働きかたもさまざま。

多くのスタッフは、全国から届いた本の査定や、オンライン注文商品の発送などを行うロジスティックス部に所属していますが、ほかにも、システム部や、総務経理部、マーケティング部、カスタマースタッフ、寄付事業や実店舗運営にたずさわるスタッフなど、あらゆるシーンで会社をささえる人がいます。

「本屋」としていくつもの顔をもっているバリューブックスですが、一体どんな人が働いているのか、その仕事内容や、スタッフの人となりが伝わるお気に入りの本をご紹介します。

本屋の裏側をのぞくような気持ちでお楽しみください。

 

 

第9回はシステム部の小林さんです。

社内で使うシステムの設計や製造、保守作業を担当するエンジニアとして活躍されています。

 

 

──自己紹介をお願いします。

 

上田市出身。大学の工学部を卒業してソフトウェア開発会社に就職し、システム開発をみっちりやってからバリューブックスにきました。現在、入社6年目。

小学生の頃、家にあったパソコンを触るのが楽しくて、親より使っていました。ちょうど時代もパソコンが普及して発展途上の真っ只中で、自分でブログ立ち上げたり、楽しかったので自然とこの職種の道を選択していました。

物語を読むのが好きで、ストーリー性のあるゲームをスキマ時間にちまちまやるのが最近の趣味です。

 

 

──バリューブックスに入社した経緯を教えてください。

 

地元に家を建てることになり、近場でIT系の仕事を続けられるバリューブックスを見つけて応募しました。

 

──バリューブックスではどんな仕事をしていますか?

 
社内で使うシステムの設計や製造、保守作業を担当しています。

バリューブックスは複数のモールに商品を出品しているので、その在庫を細かく管理するシステムや、買取・販売業務の各作業を効率的に行うためのシステムなどの開発を行っています。


 

──バリューブックスで働くおもしろさややりがいは、どんなところに感じますか?

 

技術的なチャレンジがあるところ。

また、いろいろな立場の方が働いているので、自分の常識が通じないところ。元々本が好きなので、好きなものを取り扱っていると思いながら仕事ができるところもやりがいを感じます。

 

 

──どんなジャンルの本をよく読みますか?

 

文芸(小説・詩など)、IT、語学・辞典・事典、アート・デザイン、コミック、文庫

 

 

──普段、どんな時に本を読みますか?

 

寝る前が多いです。長い話を読み始めるといつも徹夜してしまうので、最近は短編小説が多いです。

 

 

──最後に、お気に入りの本を教えてください。

 

 

①最近これ読みました

 

 

復讐は合法的に

三日市零  著,  慧子 イラスト / 宝島社 / 2023年7月6日発行

 

ミステリーの短編連作で、SNSで話題になっていたので気になって買いました。キャラクターが個性的でドラマを見ているように読めます。期待のさせ方が上手くて、過程こそが楽しいミステリーです。

 

 

②なんだか気になる積読本 

 

 

セキュリティのしくみ

 

増井敏克 著 / 翔泳社 / 2018年9月21日発行

 

初心に帰ろうと思って、こういったとっつきやすい本をいくつも買うんですが、こういった本は調べたいことが発生しないと開かないということに最近気づきました。

この本は見開きで話題が一つなので、どこからでも読めて良いです。

③やっぱり手放せない本 

 

 

蝉しぐれ

 

藤沢周平 著 / 文藝春秋 / 1991年7月1日発行

 

多分20年くらい本棚にあります。たくさんの本を手放してきましたが、この本は大人になってからも読み返したいと思い、取ってあります。中学か高校の教科書に載っていたのがきっかけで購入した本で、切ない話ですが、悲しみで終わるかと言われればそうでもなく、ままならなかった時代の精一杯を感じられる話です。藤沢先生の話は心の描写が太くて美しいので、読後ため息をつきたい方にはオススメです。

 

 

 

 

posted by バリューブックス 編集部

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