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2023-09-08

こどもたちによる、「捨てたくない本」のリユースプロジェクト!

バリューブックスには1日に2万冊もの本が届きますが、そのうちの約半分の1万冊は、インターネットの市場では値段がつかず、古紙回収へまわってしまっています。

その古紙回収へまわってしまっている本の一部でも救い出し、本が本として活きる機会をつくりたい、そんな思いで取り組んでいるのが「捨てたくない本」プロジェクトです。

今日は、この「捨てたくない本」プロジェクトの一環として、8月に開催したサマープログラムの様子をお届けします。

今回のサマープログラムは、フィールドワークを取り入れた探求的な学びを実践する、東京・表参道のマイクロスクール「GIFT School」とのコラボレーション企画として実施。

『「捨てたくない本」のリユースプロジェクト!』と題し、3〜11才までのこどもたち、計13人が参加しました。

プログラムの内容は、
DAY1 考えて、調べてみよう。「捨てたくないってどういうこと?」
DAY2 バリューブックスの倉庫へ! それぞれの推し本を、連れて帰ろう
DAY3 次の読み手につなぐために。「本屋を開店するには?」
DAY4 知って欲しい! 伝えたい! 本と人を引き合わせる店づくり
DAY5 「捨てたくない本」のブックストア、オープン!

1日目は、「捨てたくない本」の取り組みについて知ってもらい、2日目は、新幹線に乗り、東京から長野・上田へ! バリューブックスの倉庫を見学し、古紙回収にまわる本が集まるコーナーから、それぞれが救い出したい本を見つけて持ち帰りました。

3日目、4日目は、救い出した本を次の読み手につなげるための方法を考え、場所づくりを進める時間。

そして、5日目には、スクールのそばにある施設「ののあおやま」にこどもたちの本屋を出店しました。手作りの個性あるポップの効果で、一般のお客さまにも足を止めてもらい、最終的に本棚はほぼからっぽの状態に!

さらに、こどもたちの発案で、売り上げの一部は自然保護活動に役立てたい!ということになり、後日WWFジャパンへ寄付されました。

・次の読み手に渡った本:53冊
・WWFジャパンへの寄付:10,000円

 

5日間に渡る活動とこどもたちの頑張りは、こちらの動画をぜひご覧ください!
 

 

先にも書いたように、「捨てたくない本」プロジェクトで救い出せるのは、古紙回収にまわる本の中の、ほんのわずかひと握りです。

それでも、今回こどもたちが倉庫から本を救いだすときの真剣なまなざしや、新幹線の中でもずっと大切に本を膝に抱える様子、そして次の読み手に渡った瞬間に見せてくれたいい笑顔は、私たちに前向きなパワーをくれました!

どうすればより多くの本を活かすことができるのか、そもそももっと手前でできることが他にもないか……、今一度考えを巡らせ、バリューブックスはこれからも「捨てたくない本」の取り組みを続けていきます。

 

GIFT School(ギフト スクール)
東京・表参道にある、3-14歳の異年齢混在のバイリンガルマイクロスクール。少人数で、それぞれの子どもに合わせた個別の学習、プロジェクトをベースとした集団の探究学習を行ってる。新しい教育の選択肢としての「オルタナティブスクール」を掲げる。
https://gift-ed.org/
https://www.instagram.com/g_i_f_t_school

 

▼私たちの取り組みについては、以下の記事もぜひご覧ください。

「捨てたくない本」プロジェクト

ブックギフト「学校にブックバスがやってきた」

posted by 西尾 清香

雑誌編集者として長らく活動した後、WEB制作会社を経て、現在はバリューブックスが運営する移動式本屋「ブックバス」の企画を担当。憧れだった“本屋で働くこと”が叶って幸せです。

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