代表取締役中村 大樹

= 経営の師匠

僕は今、とくに“しなきゃならない仕事”というのはありません。会社にとってのよりよい方向を、経営的な立場で考えるのが仕事です。かなり早い段階から現場を離れ、現在の状態を作れるようになりました。考えるテーマは、その時々によって違います。中長期の売上計画を立てたり、人事体制を見直したり。どうすればもっといろんな人の力が発揮できるようになるかは、常にアタマをめぐらせています。そんな時、僕は本を読みます。社会経験もなく、上司もおらず、24歳で起業した僕にとって、本は唯一の師匠です。世界一の経営者や、今生きていない人たちの言葉を読み、起業としてのあり方や、人と仕事の関係性などを学びとります。これによって特定ではない、いろんな価値観が、自分の中に付加されます。もともとなかった軸が、本によって作られていく。これこそが「バリューブックスらしさ」につながっているのかな、と思っています。

1983年、長野県生まれ。高校時代はサッカー漬けの日々を送る。大学進学を機に上京。1年生の春休みを利用して訪れたニューヨークで、独立して働く日本人の若者たちに出会い、起業の夢が膨らむ。大学を卒業した2005年、古本のネット販売ビジネスを単身でスタート。その後、友人たちをメンバーに加えて事業を拡大、2007年に「バリューブックス」を設立した。2010年に本で寄付るする新しい仕組み「チャリボン」を開始。