ABOUT US

バリューブックスのこと

本を通して、
人の生活を
豊かにする。

私たちの会社、バリューブックスでは現在、およそ183万冊におよぶ古本の在庫があります。国内では最大級の規模です。
ただ私たちはこうなることを、当初より想定していたわけではありません。インターネットを通じて、今もよりも多くの人たちに、本と出会うための環境を整えたい。ほんの小さな思いから始まり、少しずつ達成していく。まるでスポーツのように、成果をひとつひとつ積み重ねることに、やりがいを感じていました。そうしてだんだんと仲間が増え、規模が大きくなるにつれ、スケールメリットを生かしたさまざまな事業を、自覚的に取り組むようになりました。そうして私たちが本当にやりたかったことを、実現できる機会が増えたのです。
それは本を通して、人の生活を豊かにすること。

本を通して、
社会を
よくする。

バリューブックスでは現在、15人の社員と、約300人のアルバイトが働いています。事業のメインは、古本の買取と販売です。集めて、売る。いわば単純作業の繰り返しです。もちろん華やかな仕事ではありません。
あるアルバイトの女性が退職する際、私たちにこう言い残していきました。「自分がやっていることが、何のためになっているのか分からなかった」と。その言葉は、私たちが何をすべきかを省みるきっかけとなりました。
そして会社を立ち上げて5年ほど経った頃、社会貢献活動を行うNGO・NPO団体の人たちと出会う機会を得ました。「世の中をよくしたい」そんな彼らの一途な思いに心を熱く、深くし、私たちも一企業として、どのような貢献ができるだろうと思いを巡らせました。そして至ったのは、負担なく、無理をせず、本来の業務に則った、私たちがもともと持っているしくみとノウハウを生かした取り組みをすること。その分、ちゃんと続けていくこと。
そうしたなか、寄付により集められた本を、買取相当のお金に変えて社会へと還元する「チャリボン」や、販売できなかった本を社会施設などに贈る「ブックギフトプロジェクト」などが生まれました。
私たちは、あるイメージをしました。たとえばの話です。
買い取ったものの販売できなかった余剰本のなかから比較的状態のいいものを、ある老人ホームに寄付します。そこに入居する老人の孫が、私たちの会社に勤めていたとしましょう。その老人はうれしくなって、仲間に自慢します。「うちの孫が働いている会社が、この本を贈ってくれたのよ」と。それを伝え聞いた孫はうれしくなり、ここで働いていることを誇りに思い、日々の仕事にも精が出ます。結果、私たちもうれしくなり、ひいては会社のバリューとなって還元されます。
こんなふうに、生活する人たちの“うれしくなる”連鎖が「社会をよくする」ということならば。私たちはそれを、本を通じて実現させたい。私たちが得意とすること、価値をシェアすることで、社会をよくする力を引き出したい。そう、本気で思っているのです。

本を通して、
スタイルを
伝える。

アメリカの都市には、新刊本と古本をともに扱う書店があります。人々は新旧分け隔てなく、必要な本を探します。なぜなら彼らは、過去に作られた本のなかにも、今を生きる自分にとって読む価値のあるものが、あまたあることを知っているから。本にはそうした「時間を行き来できる」おもしろさがあります。
また雑貨や洋服などを扱う個人店に訪れると、何冊かの本が置かれたコーナーを見かけることがあります。ここでオーナーたちが、自分たちが影響を受けたことやスタイルを、本を通して伝えているわけです。

私たちは2014年、本拠地である長野県上田市に、バリューブックス初の実店舗である「NABO」をオープンしました。ここで私たちのスタイルを確立し、伝えることのできる“実験の場”と位置づけ、3ヶ月に1度のリニューアルや、毎日イベント開催など、私たちの好きなものや強みを生かしたユニークなことを試みています。またこれらのノウハウを生かし「くらもと古本市」をはじめ、異業種とのコラボレートによる“本の場”のプロデュース、ブックディレクションなども行っています。
こうした私たちの価値観に共感する人たちが、ひとりでも多く増えていくことで、本と社会をつなぐ、豊かになる具体的なしくみを築くことができたなら。